映画「フライト」の感想文~ 2013年4月5日
満開の桜の花が咲きほころび、満面の笑顔のピカピカの一年生の、入学式の日、人生の出発点の道標とも云うべき、映画を観た。
それは、「フライト」だ・・・・何故か、この映画が、どうしても、以前から気になって、私の心を呼び覚ます。いつも、観たいと想っていても、なかなか観に行けずに、すぐに、放映が終了するのだが、この「フライト」だけは、違っていた。
金曜日のレイトショーで、遂に、みかんはみた!(家政婦か?)結果は、凄く良かった。感動した。アルコールと、薬物中毒に冒された、優秀なパイロットが、墜落事故を起こし、搭乗者の内、96人は助かったが、6人は死亡した。
その、責任を追及され、彼は、飛行機に原因があると、主張し続ける。それは、自分の保身の為だけではなく、彼を救おうとしたり、弁護しようと目論む、親友や弁護士の思惑でもあった。
だが、最後の公開質問の場で、彼は、遂に、自分の嘘を、全て告白するのだった。それは、何故か?それは、彼が、最後に追い詰められた時、本当の真実を語ることで、初めて、人間としての心を取り戻したからであろう。
全てを受け入れる心と、変わろうとする勇気・・・・・彼にとって、人間としての、真実の在り方を、一人の、これもまた、薬物中毒で傷ついた女性と出逢うことで、得ることが出来たのだ。
人間の根底にある真実の姿を、浮き彫りにしたこの作品は、本当に素晴らしい。人間ほど、愚かで、情けないものはない。人間ほど、尊くて気高いものもない。その、人間の表裏の姿を表わした作品が、この、映画「フライト」であると、私は思う。
改めて、映画って、素敵ですねえ~皆様も、どうぞ、映画館の劇場のスクリーンで、映画を体感してください。映画という文化も、決して失くしてはいけないと、改めて思いました。
お家で、一人でビデオを見るのもいいけど、たまには、映画館に足を運んで、スクリーンで観るのも、いいものですよ。いつも、ありがとうございます。日々、感謝!
byみかん
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント