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大阪の星☆桑名正博さんの死を悼む      2012年10月26日

うちが、まだ、二十代の青春時代、大阪市出身の桑名正博さんの曲「セクシュアルバイオレット」が、大ヒットした。その、飾らない大阪弁と、不思議にマッチする、セクシーな歌い方に、うちは、魅了されたのだった。

その、桑名正博さんが、今日、この世を去られたとのこと・・・ほんまに?うそやろ?まだ、59歳やで、還暦迎えてないし、あまりにも若すぎる死だ・・・

桑名さんは、大阪市の南部出身で、私の自宅とも近く、とても、親近感を持っている。とても、偉大な方と、自分とを、重ね合わせようとすることは、恐れ多いけど、桑名さんの、一見、破天荒ではあるけれど、本当は、とてもお優しい、繊細な方なのだと、推察される。

そんな繊細な方だからこそ、自分自身と向き合い、闘って来られたのであろう。音楽家として、父親として、そして、人間として、桑名さんは、一世を風靡したミュージシャンだけではなく、もっと、深い部分で、現代社会と向き合い、自分自身と向き合い、そして、自分の運命を引き受けて来られた方なのだと、悟った。

運命を引き受けることは、本当に、大変な覚悟が必要だ。そして、孤独な環境だ。でも、桑名さんは、立派に、そのご自身の運命を引き受けられ、全うし、静かな眠りにつかれたのであろう。

そして、桑名正博さんの志は、ご子息の美勇士さんに、しっかりと受け継がれていく。本当に尊いことだが、あまりにも、生き急がれたようで、うちは、無念な気持ちで一杯だ。

おんなじくらいの時代に、大阪で生まれて、おんなじくらいの街で育ち、おんなじくらいの子どもを持つ、ただ、それだけの接点ではあるが、何故か、自分の身体に付いている羽を、ポキッともぎ取られたような、痛みにも似た侘しさを実感するのは、何故であろう。

それは、戦後の高度成長の時代に、同じ空気を吸って、生きて来たという、共通の想いが、合致しているからなのであろうか?そして、おんなじ気持ちで、この、平成の閉塞感を、息苦しく感じ、桑名正博さんは、この世を旅立たれたのだ。

謹んで、ご冥福をお祈りするばかりである。        合掌

                    byみかん

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