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八木重吉「草に すわる」       2012年8月18日

焼きつく程暑い、灼熱の太陽が照りつけていたかと思うと、一転にわかに掻き曇り、怒涛のような雨と雷鳴。私は、自然の猛威に、ただ、呆然と立ちはだかるばかりだった。

ふと、開いた文庫本に、八木重吉の、この詩と出逢い、何故か落ち着いた気持ちになれたのは、何故だろう?

『草に すわる』             八木重吉

 わたしのまちがいだった

 わたしの まちがいだった

 こうして 草にすわれば それがわかる

   (草思社文庫 声に出して読みたい日本語 斉藤孝著 より)

斉藤孝さんは、この詩について、谷川俊太郎の『間違い』という詩を紹介している。

「・・・・・そんなにも深く自分の間違いが/腑に落ちたことが私にあったか/草に座れないから/まわりはコンクリートしかないから/私は自分の間違いを知ることができない/たったひとつでも間違いに気づいたら/すべてがいちどに瓦解(がかい)しかねない/椅子に座って私はぼんやりそう思う・・・・・」

また、斉藤孝さんは、こうも述べている。

 「私はこの詩を詠む時、二行目の「わたしの」のあとのスペースで大きく息を吸ってみる。そうすると、いっそう「腑に落ちる」感じがする。息のつまりがほどけたときに、思いは腑に落ちる・・・・」

つまり、私はこの詩に出逢って、何かが腑に落ちたのだ。息を大きく吸い込み、言葉を発することで、自分自身を落ち着かせることが出来るような気持ちになれた。

それで総てのことを、悟ったわけではないが、いや、むしろ、何一つ判っていない自分に気づかせてもらったのだ。そしてまた、言葉の力は無限に在ることを・・・

                  byみかん

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