平和と近江八幡の麦秋(ばくしゅう) 2012年6月14日
気がつけば、もう、6月の半ば、本当に、時間の経つのが早いなあ~と、つくづく思う、今日この頃です。一昨日、滋賀県の近江八幡に行って、帰ってきました。
近江八幡では、大阪の街とは、全く別の世界のようで、豊かな自然が残っていて、田んぼには、おたまじゃくが、いっぱい泳いでいる姿を見るだけで、感動を覚えてしまうのでした。
近江八幡では、紙芝居文化の会の連続講座で、意気投合して、親しくなったKさんに、ずっと車で案内をして頂き、本当に、大変お世話になり、ありがとうございます。お陰様で、日頃、都会の喧騒に翻弄され、日々の生活に追われている私は、豊かな自然の恵みに感動し、また、戦前生まれのKさんに、いろいろな昔の遊びや、戦争の体験を教えて戴き、本当に、有り難かったです。
これからも、ずっと、お元気で、近江の子供さん達に、紙芝居を実演活動をしてください。本当に、お世話になり、ありがとうございます。
さて、そんな、リフレッシュしたみかんでは、ありますが、一たび、大阪に帰ると、もう、やっぱり、旅の疲れと、歳には勝てないのか、少し、バテ気味のみかんですが、今日は、午前中は、森之宮に在る、「ピースおおさか」さんで、平和紙芝居を実演させて戴きます。
近江八幡のKさんとのお話では、近江八幡は、空襲には遭わなかったけれども、3月の大阪大空襲の時には、大阪の方の空が、真っ赤になって、人々の叫び声が、今にも聞こえて来るようだったと、おっしゃっていました。
戦争の体験のない私が、「ピースおおさか」さんのような場所で、戦争の紙芝居を演じさせてもらうのは、本当に難しいですが、Kさんと車の中で、そのことを話している時、ふと、「私は戦争の体験はしていないけれども、戦争に遭われた方の話を聞いたことを、伝えていくことが出来るのではないでしょうか?」と、Kさんとの話の中で、ふと、そんな言葉が、自分の口から、こぼれたのが、自分でも不思議であった。
今日の「ピースおおさか」さんでの紙芝居の実演でも、父や母や、戦争を体験した人々の話を、思い起こしながら、子供さん達に、語り継いでいければと、想う、みかんであった。
近江八幡での、美しい、一面の麦畑の風景「麦秋」(ばくしゅう)が、目に焼きついてはなれないでいる。一つの土地に、二種類の作物を作る二毛作を考え出した、日本人の逞しい気質と叡智の象徴のようだと、私は、改めて、日本人に生まれた喜びと、誇りのようなものが、実感出来たのである。
byみかん
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コメント
みかんさんはピースおおさかの「語り継ぎ部」のトップランナーです。このまま快調に走り続けてください


投稿: 常本 一 | 2012年6月21日 (木) 00時32分
常本様、何時も書き込みを戴き、ありがとうございます。頼りないランナーですが、これからも、でこぼこ道を走り続けますね。


みかん
投稿: | 2012年6月21日 (木) 22時03分