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みかん、ホンを拾う・・・          2012年5月15日

兼ねてから、チケットを予約していた歌舞伎「團菊祭五月大歌舞伎」を観に、難波へと出かけるべく、地下鉄に乗った。私が座っていた座席の横に、ぽつんと、今を時めくスマートホンか、アイホンか判らんけど、そのホンが、置かれてあった。

私は、難波駅で降りる時に、そのホンの横に座っておられた男性に、「これは、貴方のですか?」と尋ねたら、「いえ、違います。」と答えたので、「そら、えらいこっちゃ!」と思い、そのホンを大切に左の手に抱えて、改札口の駅員さんに手渡した。

私は、そのホンを持った時に、「わあ、意外と重たいねんな~せやけど、携帯電話よりも大きいから、ズボンのポケットなんかに入れたら、ぽろっと落ちてしまうんかもしれんなあ~」などと、あれこれ考えた。

駅員さんに、「これ、電車の中に落ちてました・・・」と、手渡した時も、駅員さんもその、ホンを見て、さすがに、ちょっとびっくりされた様子だった。が、すぐに、「何処に落ちていたのですか?」と、尋ねられたので、私は、覚えていた電車の行き先と車両番号と座席の位置を、出来るだけ詳しくお知らせした。

駅員さんは「解りました。このままお預かりします。」とおっしゃったので、私は、安心して、そのホンを駅員さんに委ねた。落とされた方の元に、無事に戻ることを願いながら・・・

しかし、なんでんなあ、どうしても見たい演目があったので、歌舞伎なんて、生まれて二回目に観に行った自分が、その行く道中の電車の中で、今、一番の最新機器を拾うことになるとは、不思議なことよなあ~(歌舞伎がかってるがな!)

でも、駅員さんに渡した後、なんだか知らないが、とっても、清清しい気持ちになれた。当たり前のことをしただけやけど、落し物を届けることが、これ程、良い気持ちになれるのは、もし、自分が携帯電話を落としたら、物凄く困ることが解るからだ。いや、困ると言うより、考えられない程不安になる。携帯電話には、大切な方々の電話番号やメールアドレスが登録されているのだから・・もう、情報の塊と言うか、自分の記憶の殆どと、言っても過言ではないだろう。

うちでも、携帯を落としたら、もう、必死で探すのだから、そのホンを落とされた方も、さぞかし不安な気持ちで、いっぱいだろうと、どうか、無事に持ち主の方の元へ還ることを願いながら、うちらは、歌舞伎を観るべく「松竹座」に向かった。

「大阪松竹座」の、一番安い三階の一番前の席で、うちは、「菅原伝授手習鑑~寺子屋~」と狂言風のお芝居「身替座禅」、そして、ずっと、兼ねてから観たいと想っていた「封印切」を鑑賞した。憧れていた歌舞伎の舞台は、さすがに、圧巻であった。

日本の伝統文化である歌舞伎を観る為の行く電車の中で、最新機器のスマートホンを拾うとは、「げに、不思議な縁(えにし)じゃの~」などと、もう、役者の台詞が頭に入り、歌舞伎がかっている、単純なみかんであった。

紙芝居の芸の糧になるまでには、まだまだ道は、遠いようである・・・

               byみかん

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