孫を座らせるジージーバーバーズ! 2012年4月14日
中之島祭りの打ち合わせをしに、地下鉄で南森町まで行った帰りの電車で、疲れ果てて座っていた私の座席の斜め前で、盛装した老夫婦が座られた。それからほどなく、幼稚園か保育園の制服を着た、いかにも乳母日傘で育てられたような、おぼっちゃまが、そのご夫婦のうちの、おぼっちゃまの祖母らしき女性が、その、おぼっちゃまに、席を譲って、座らせた。
ただ、それだけのことなのでが、私の横に座っていた、年配のご夫婦も、そのおぼっちゃまの祖父と祖母であることを、会話で悟ると、何故か、言い様のない、やりきれない気持ちが、おそってきた。
それは、この、一人の幼児に、彼の両方の祖父と祖母、それと、母親と、5人の大人が、彼の言う通りに動いたり、物を与えるような言動をするのである。
うちは、心の中で、この子が大きくなったら、一体、どんな大人になるんやろう?きっと、自分の思うようにならなかったら、切れるのか、それとも、引きこもるのか・・・とにかく、子どもに電車の座席を譲っても、おかしいと思わない、じいちゃん、ばあちゃん、かあちゃん達に育てられることだけは、確かだ。
この子どもだけではない。最近、電車に乗っていて、自分は立って、子どもに座席に座らせる大人の、なんと、多いことか・・・子どもは、座らなくても、立たせておけばいいと、うちは、思う。
親や年長者を敬う心、座りたくても我慢する辛抱、弱い者や年老いた人を思い遣る優しさ、等など、そんな心を、電車の中で立たすことで、育むことが出来るのだ。
最近の若者は・・・とは、言いたくないが、平気で、優先座席にすわっているし、二人分の座席を一人で占めたり、前に高齢者や、身体の不自由な方が、立っていても、平気で、何とかホンとか、ゲーム機をいじくっている。
うちも、今日の行きしなの中で、目の不自由な方が、立っておられたのに、席を譲る勇気がなかったことを、反省している。人様のことを偉そうには言えないけれど、最近、あまりにも、足腰の弱い若者が多すぎることは、確かである。
駅のエスカレーターで、少し前だと、エスカレーターに乗りながら、昇っている人が多かったが、最近は、エスカレーターに乗るのに列を作って、後ろの方まで、並んでいるとは、これ如何に?そんな時、うちは、その姿に閉口して、階段を昇ることの方が早いと悟った。
若者よ、もう少し、足腰を鍛えよう。行列を作って、評判のお店に並ぶ元気があるのだから・・・
日本のジージーとバーバー達(うちもその一人やけど)よ!日本の明日を築くべく、自分の孫達には、電車の中では、二本の足で、しっかりと立たそう。それでも、どうしても、座りたいと、のたもうたら、自分のヒザの上に孫を、だっこしてあげよう。子どもは、そうして、一人分の席が、如何に、自分にとっては、貴重な場所かを悟るであろう。
~中之島まつりの紙芝居のお知らせ~
5月3日(水) 12時50分~13時10分 14時20分~14時40分
5月5日(金) 10時30分~10時50分 11時50分~12時10分
場所 冒険トラベリング~こどもていこくへようこそエリア
ちびっこステージ
<最寄駅>京阪本線 北浜駅 一番出口
第41回中之島まつり 5月3日、4日、5日開催
10時~16時 (最終日のみ15時)
大阪市北区 中之島公園一帯で開催します。ご家族連れで、お越しください。
byみかん
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