自分も活かすこと 2012年3月21日
紙芝居には、いろいろな作品が在る。(あたりまえやん!)そんな、数多作品の在る中で、実演する紙芝居を選ぶことは、本当に難しい。
よく、昔話をする機会があるのだが、私は、最後に自分っを犠牲にして、人を助ける作品は、好まない。例えば、「海にしずんだおに」や「しあわせの王子」は、せつな過ぎる。
これらの作品は、一見、美談のように思われるが、よくよく考えてみると、自分を犠牲にして、人様を助ける為に、自分の命を犠牲にする話は、美しいように思われるが、私は、厚かましいので、自分も活かされ、人様も生きることが、ベストやと思うのだ。
確かに、自分の命を懸けて、働いておられる尊い仕事である、警察官や自衛官、消防士の方が、おられる。だが、それらのお仕事は、あくまでも、人命を救助する為に、自分の命を引き換えにするのではなく、あくまでも、不幸にも殉職されたケースがあるということが、否めない。
私は、先日「戦火の馬」の映画を観たが、この戦場を駆け巡る馬の、「生きようとする姿勢」が、素晴らしく描かれている作品だった。それは、戦争という理不尽な現実の中で、突きつけられた、主人公の青年と駿馬の、愛と感動の名作であると、私は思う。
人間の起こした、愚かな戦争の為に両人の間を引き裂かれたが、やがて、再びめぐり合うことが出来るまでのストーリーは、あまりにも、残酷で儚い戦争の本質を、スピルバーグ監督は、見事に描き出そうとした傑作だと、私は、思う。
人間も、馬も、生きぬかなければ、生まれて来た意味がない。生きて、生きて、生き抜く、強さと逞しさと、優しさを、この映画は、私に教えてくれたのだ。
私は、本当の英雄とは、勇気を以って、自分を活かす形で、他を助けることの出来る人だと、私は信じている。
そんな人が、この時代に、たくさん増えればいいな。ささやかに、ひっそりと、人様の為になることを、毎日励んでいる人を、私は、本当に素晴らしい人間だと想う。ちょっと、生意気ですが・・・あと、映画「戦火の馬」は、お奨めで~す!是非、御覧ください。(ついでに、うちの紙芝居も・・・と、しっかり、ちゃっかりと、宣伝する、みかんであった。
3月24日(土) 「市民交流センターひがしよどがわ」センターまつりで、紙芝居サークル「れもん」さんの初舞台が、午後1時半~ありま~す。観に来てね!
3月25日(日) 全興寺さんの紙芝居 午後2時と3時 (せんこうじ 地下鉄平野駅下車)
byみかん
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