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紙芝居と落語                2011年9月12日

紙芝居に落語紙芝居なるものが、いくつか有る。昨今の落語ブームにあやかって、私も、落語紙芝居に、チャレンジしているのだが、これが、また、かなり難しい。

私の一番好きな作品は「七度ぎつね」だが、先月の平野の全興寺さんの紙芝居で、演じさせて戴いたが、見事に、間が抜けていた。自分でも、ちょっと、間伸びしていると、あせっていながら、語りがくどかった。もっと、テンポアップをすれば良かったのではと、反省することしきりである。

なんと言っても、芸事は、「間」が大切である。しかも、「七度ぎつね」は、狐と尼さんと、幽霊のおばあさんと、女性?だけでも、三人も出て来る。主人公の喜六と清八っあん、それに、おいやくしょうさんが、二人に、かんおけを担いでくる若衆とくれば、もう、登場人物だけで、ごちゃごちゃになって来る。おまけに、ト書きと、狼の鳴き声まで入ってくるさかい、大変だ。本当に、紙芝居は一人で、これだけの声を使い分けないけないのだから、その難解さは、はかりしれない。

落語家さんも、また、同じで、扇子と手ぬぐいだけ持って、着物を着て、座布団の上に座って、紙芝居のような絵もないので、語りの力で、お客様を引き込んでいかなければならない。まさに、芸の極みだ。

私は、落語紙芝居を学ぶことで、語りの力と、間の勉強をさせて戴きたいと、思っている。「間」は、まさに、コミュニケーションそのものである。早すぎも、遅すぎても、面白くない。その、絶妙の間を得とくするためには、落語家さんが、何回も高座に上がって、場数を踏まれて、練り上げていくように、うちも、一回でも多く、人様の前で実演して、その絶妙の「間」を、身体で覚えるしかない。

「間」は魔者とか、間抜けと、言われるように、ほんとうに奥が深い。紙芝居でも、間には、いろいろな「間」がございます。その辺のところは、また、後日、お話させていただければと想います。ちょうど、お時間となりました。(て、言うて、逃げてるやんか!)すいません。中途半端で終わってしまいまして・・・

               byみかん

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