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みかんの阿波踊りデビュー           2011年8月13日

8月10日の無事にピースおおさかでの第一回目の、ノンストップ紙芝居「はだしのゲン」の実演を終えさせて戴いて、その、ご褒美と言っては恐縮ではあるが、昨日徳島の紙芝居ボランティアグループ「おしゃべりくまさん」のご招待を受けて、生まれて初めて、阿波踊りを体験させて戴いた。

この日に備えて、密かに?弁天町市民学習センターで、阿波踊りの練習をしていた私は、いよいよ、御当地の阿波踊りを、踊らせて戴けることとなった。バスが、お盆の渋滞で、到着予定時間より、30分遅れて、徳島駅前の停留所に着いた。お迎えに来て下さった、「おしゃべりくまさん」の山下さんが、「みかんさん、4時までに着付けの場所に行かんと、着せてもらえんのよ」とのたまう。

うちは、もう、ホテルをチェックインして、部屋入るや否や、持ってきた荷物をひっくり返して、指定された持ち物の、足袋や下駄や、腰紐などを袋に詰め込んで、一階のフロント前で、待ってくださっている、山下さんと一緒に、着付けをしてもらう会館まで、走った。

「あ~しんど。踊る前から、こんなに汗かいてたら、身体が持つかな?」などと、考える余裕もなく、うちらは、ひたすら、小走りに会館に向かった。「もう、しんどい。せやけど、阿波踊りを踊る為なら、どんな苦労でもします。」と、心に誓った。(そない、たいそうな)

やっと、会館に到着。その後は、もう、何がなんだか判らない。初めての経験ばっかり。受付で、お金を払うのも判らなくて、そのまま行きかけて、呼び戻され、ホテルで、慌てて小出しした、三千円を支払った。(持って来ててよかった~、後は小銭ばっかしや。いけるかな?)などと、考える暇もなく、今度は、一階の奥の部屋まで降りて、(来た時、一気に三階まであがっとってんやん!)そこで、ぜいぜい、息を切らしながら、着付けの先生に、着物を着せてもらった。もう、肌襦袢はない。帯枕なない(小銭の840円出して買った・・・)帯締めはない。ないないだらけやったし、うちの体型で、着物が着られるか心配やったけど、さすがは、ベテランの着付けの先生が二人掛りで、四苦八苦して着せてくださった。やれやれ・・・

そして、また、三階へ駆け上がり、ようやく一息ついた。もう、ここまでの流れは、なにがなんや判らんけど、夢中で、とにかく、女踊りの阿波踊りを踊りたいという、一心で、ひたすらがんばった。(踊るのは、これからやっちゅうに!)お弁当と缶ビールを戴き、腹ごしらえをする。腹がへっては、戦ちゃうわ、踊りはできぬ?

私が参加させて戴くのは、山下さんが入っておられる「ほると連」という、しょうがい者の方や、そのボランティアさん達の連だ。皆さん、嬉しそうに、お揃いの着物を着て、男性も女性も、子どもさんも、出番を待っておられる。うちも、着慣れん着物を着て、編み笠をかぶせてもらい、なんとか、格好だけは出来上がった。(自分の姿を見るのが恐かったので、今回は、自分のカメラに写真を収めるのは止めることにした)

トイレで、編み笠かぶった自分の顔を見て驚いた。なんか、顔は、編み笠の紐で縛られて、はち切っているのだ。なんでもええわ。編み傘かぶって踊ってたら、顔が見えへんて、弁天町の講師の、笑福亭学光さんが、言うてはった。

遂に、うちらは、出陣となった。最初の演舞所は、なんと、市役所前の桟敷席の処。「そんなん、うち、まだ初心者やのに、お金払って観てくれはる場所で踊るなんて、恐れ多いわ~」しかし、もう、こうなったら、流れに身を任せるしかない。沿道には、右を見ても、左を見ても、各連の揃いの衣装に身をまとった、老若男女が、大阪の心斎橋か梅田の界隈よりも大勢の人が、踊る為にスタンバイしている。もちろん、うちらも。

いよいよ、「ほると連」の番が、やって来た。ああ、ドキドキする。でも、もう後戻りは出来ない。うちは、慣れない下駄をはいて、「おしゃべりくまさん」の会長さんと理事長さん(どちらも女性)の後を、必死でくっついて、踊り始めた。すると、両側の桟敷席の観客の人々の視線を浴びている気がして、なんか、気持ちが高揚して、そして、右手に車椅子に座られている方々の前をと通った時、(もう、踊りは下手なのは仕方ないねんから、せめて顔だけでも笑顔でいとこ!)と決意?した。すると、不思議と、鉦や太鼓のリズムと合って、初めて楽しく踊ることが出来た。「そうなんや、楽しむことを、わすれとった。」

ほんの短い時間の、桟敷席の踊りではあったが、自分の中で、今までの阿波踊りの練習で、あの二拍子のリズムに、どうしてもついていけなかった自分は、下駄を履き、衣装を着て、観客の方を前にした時、踊ることに集中して「無」の気持ちになれたのだろうか?

そんな、自分自身への問いかけの答えも出ない間に、演舞場での踊りを、躓いてずっこけることもなく無事に、終えて通り抜けることが出来た。ああ、やれやれ・・・

この演舞場では、結構、有名人も来て、踊られるそうで、山下さんが、「白鴎関が来たよ」と、教えてくださった。見ると、遥か向こうの方から、真っ赤な縞と白の縞の模様の着物を着た、大きな白鴎関が、此方へ歩いて来られるではないか!私は、夢中で傍に駆け寄り、白鴎関の大きな背中をさわらせてもらった。

そして、私達は、次の演舞場へと移動した。もう、喉がからからだった。着物を着て、汗びっしょりで、下駄をはいているので、足下はふらふらで、階段を降りる時、膝ががくがくして、今、ここで階段からこけたら、しゃれにならんなあ・・・などと思いながら、次の場所に向かい、やっと、到着したので、そこで、お水を、コップにかけつけ三杯飲んだ。

次の演舞場での踊りは、結構長かった。凡そ、10分くらい踊らせていただいた。その時は、私は、本当に気持ち良く、生き生きと踊ることが出来た。笑顔で、観客の方とアイコンタクトをとり、本当に、嬉しかった。

徳島に来るまでは、私は、阿波踊りをずっと踊り続けながら、休むことも出来ないと思っていたのだが、実際は、踊る時間よりも、出番を待つ時間の方が長かった。そして、やっぱり、阿波踊りは、観てるより、踊る方が、断然楽しい。

なんとか、無事に踊り終えることが出来、「ほると連」の皆さんは、元居た会館に辿り着くことが出来た。真っ先に、アクエリアスを飲んで、喉を潤した。でも、阿波踊りは、もう、懲り懲りなどとは、全然思わなかった。「めっちゃ、楽しい、来年も是非来たいです!」と、お世話をしてくださった、「おしゃべりくまさん」の皆さんに、心から、感謝の気持ちをいっぱい込めて、お願いした。本当に、貴重な体験をさせて戴いて、ありがとうございます。

こうして、私の阿波踊りデビューは、無事に終えることが、出来た。阿波踊りは、簡単なようで、難しい。2拍子のリズムと、自分の心が如何に融合するかが、課題だ。簡単なもの程、奥が深いのであろう。だが、それだけに、喜びも大きいと、阿波踊りを体験して、一つの真理を発見した、みかんであった。(そない、たいそうな・・・)

今は、無事に大阪に帰り、こうして、このブログを更新している自分が、パソコンの前に座っていることに、不思議ささえ感じる、夢のような、二日間であった。あ~!また、足ツッタ~もうちょっと、普段から、鍛えておこうっと~よっこらしょ・・・

                      byみかん

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コメント

 それはそれはお疲れ様でした!汗だくになりながら走り回っているみかんさんの姿が目に浮かぶようです(@_@;)。

 実は、私の夫は市内ではありませんが徳島県出身で、阿波踊りも桟敷席で何度か観たことがあります。またお話聞かせていただける機会を楽しみにしています。

 しばし体と踊りの興奮を休め、暑い熱い夏の後半戦に備えて下さい。 「はだしのゲン」 行けるようなら観に行かせていただきますね(^_-)-☆。

投稿: いそちゃん | 2011年8月14日 (日) 10時39分

(*゚ー゚*)いそちゃんさん、嬉しいコメントを戴き、ありがあとうございます。そうですか。ご主人が、徳島出身でいらっしゃるんですね。徳島の方は、みんな、凄く、熱くて、優しい方で、私は、徳島が大好きになりました。
「はだしのゲン」の紙芝居は、後、23日と25日の二回、演じさせて戴く予定です。暑い中を恐縮ですが、観に来てくださったら、嬉しいです。ありがとうございます。
後、阿波踊りは、8月21日(日)弁天町市民学習センターの在るビルの一階の吹き抜けで、午後1時~3時まで、踊る予定です。こちらも、よろしければ、ご主人様とご一緒に、お気軽にお越しくださいね。                  みかん

投稿: | 2011年8月16日 (火) 00時08分

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