みかん一行、ピース大阪で紙芝居 20011年6月9日
6月9日木曜日、晴れ、第二木曜日の今日は月に一度の、大阪は森之宮にある、大阪国際平和センター(ピースおおさか)での、平和紙芝居の舞台を務めさせて戴く日である。朝から、地下鉄に乗って、行って参りやした!
早いもので、もう、ここに通わせて戴いて、かれこれ一年になる。我ながら、よくがんばっていると、誰も誉めてくれないので、自分で誉めて、モチベーションを保っている。
今日の演目は、10時から、こももさんが「とびうおのぼうやはびようきです」を、もみじさんが「のばら」を演じられた。お二人とも、もう、すっかり場慣れされて、堂々と演じきられた。そして、11時からが、うちの出番だ。今日の紙芝居は「はだしのゲン」第三巻。やっぱり、本番では、すんごく緊張する。今日の観客は、小学6年生の子供さん達だ。
「この中で、はだしのゲンのお話を読んだことがある人?」と、うちが尋ねると、驚いたことに、およそ100名くらいいた子供達の中で、三分の一くらいのお子さんが、手を挙げてくれた。「そうなんや!はだしのゲンのお話は、伝わっていっているんや」と、うちは、嬉しかった。そして、今日は、一番の山場、第三巻を、実演させて戴く。
この「はだしのゲン」は、漫画家、中沢啓冶先生が、ご自身で経験された、広島の原爆の被爆体験を元に、作られた作品だ。中沢先生は、ご自身は、原爆体験を封印されていたが、同じく、被爆されたお母様が、戦後10年ほどしてから亡くなられた時、焼き場で、お骨を拾うとした時、骨が全く無く、バラバラの白い粉だけになっていたことに、大変なショックを受けられて、広島で被爆された体験を、後世の子供達に伝えていく為に、漫画の作品として著されたのである。
この「はだしのゲン」の紙芝居も、第一巻から第五巻まである大作で、一巻を実演するだけでも、凡そ、20分近くかかる。全部、最後まで演じると、一時間半くらいはかかるのだ。でも、一巻、一巻が、中沢啓次先生の魂がこもっている。みんな最後まで、しっかりと観てくれたので、とても、嬉しかった。
私は、、今、福島の原発で苦しんでおられる方々に、何のお力にもなれないが、ここ、ピース大阪で、平和紙芝居を演じさせて戴くことで、核の恐ろしさや、平和の大切さを、次代を担う子供さん達に、お伝えさせて戴くことが出来れば、幸いである。
「ピースおおさか」では、今、東日本大震災の被害に遭われた方達を応援する為に、毎月、月末に、「カラオケ道場」もされている。作曲家の、もず昌平先生が、審査委員長をしてくださるそうだ。歌に、自信のある方が、ふるってご参加ください。詳細は、ピース大阪さんのH.P.をどうぞ御覧くださいませ。
byみかん
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