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全興寺の紙芝居はあつかった!         2011年6月27日

昨日の日曜日は、何時ものように、全興寺(せんこうじ)さんで、紙芝居が在る日だった。すっかり、熱中症から復帰した私は、いつものように、バタバタで、いざ、平野の全興寺へ、出陣!せやけど、やっぱり暑い。もう、燃え燃えよ。ヘルメットかぶってるから、よけいに暑く感じる。

ようやく、全興寺さんにとうちゃく。すると、もう、おばちるさんが、子供達と一緒に「せんこうじで紙芝居~」と言って、呼びまわっておられる。私は、自分のペースでいこうと決めて、まずは、何時ものようにご本尊様に参拝してから、急いで、何時もの場所の、水掛不動尊の前の楠木の下に、駆けつけた。(ほんまは、暑いから、おも路地でやるのかと期待していたのだが、あまかった・・・)

この全興寺さんの紙芝居は、毎月第四日曜日の2時と3時に、雨が降っても、風が吹いても、どんな過酷な時でも、絶対に行うのだ。最近でこそ、だいぶ定着して、それなりの人数の子供達や、大人の観客の方が、観にきてくださるようになったが、冬の寒い木枯らしが吹く時や、昨日のように、かんかん照りの暑い時は、時には、お客さんが、数人というさびしい時もあった。だが、今は、お陰様で、毎月、結構、たくさんの子供達や、昔の子どもさんが、観に来てくれはる。

せやけど、相変わらず、私の紙芝居は、進歩せず、この全興寺さんを紙芝居の修行の場所と決めて、通わせて戴いているのだが、子供達に、突っ込まれ、混ぜ返され、何時も、冷や汗タラタラと流しながら、紙芝居を演じさせて戴いている。

今日の出し物は、最近入手した「ばけこちゃんのかさ」だ。これは、最近出た紙芝居の中では、一押しの作品だ。なんと言っても、孫のしずるちゃんが、大のお気に入りで、何回も自分で、紙芝居の舞台から、出したり入れたりしているのだ。

この作品は、ばけねこのばけこちゃんががいこつのほねこちゃんの家に遊びに行く途中で、雨に降られて、傘を持っていなくて、いろんなおばけや、ゆうれいに、傘に入れてもらうが、みんなてんでバラバラの役に立たない傘で、ばけこちゃんは、ずぶ濡れになってしまう。そこへ、やっと、お友達のほねこちゃんが、傘を持ってやって来てくれるのだが、ほねこちゃんの傘もほねだけの傘で、ばけこちゃんは、雨を避けることができない。そこで、ほねこちゃんの家のお風呂に入らせてもらって、ほねこちゃんと一緒に、やっと、あったまることが出来るという、お話だ。

私は、何故、このお話が好きかというと、まず、いろんなおばけが出て来て、みんな、それぞれ、傘を貸してくれる。私は、その日本のおばけ文化を伝えていくということと、そのおばけ達が、それぞれ、自分の傘を貸してあげるという、優しさをもっている。おばけは、こわいもので、人間を驚かせたり、怨んだりするものと決まっているのだが、この紙芝居に出て来る、おばけ達は、みんな、傘を貸してくれる優しさを持っている。

それから、最後の場面で、ほねこちゃんと、ばけこちゃんが、仲良く一緒に、気持ち良さそうにお風呂に入って、温まる場面で、この紙芝居は終わる。お風呂に浸かるという、日本古来の風習で、雨に濡れた、ばけこちゃんに冷え切った身体を温めるという発想が、とても豊かで、癒されるのだ。

なんでもないようなお話の中に、作品のドラマツルギーも、しっかりと踏まえ、そして、それぞれの、おばけと、ばけこちゃんとの出会いを、傘を貸すという、最も典型的な、日本人の優しい行いで触れあい、そして、最後は、やっと、親友のほねこちゃんと出会えて、一緒にお風呂に入って、めでたし、めでたしという、気持ちのいい、図式が、私の心の琴線に触れたのだ。

この紙芝居を見つけた時から、絶対に全興寺さんの子供達に観てもらうぞ!と、心に決めた。子供達の反応は、如何に?でも、私の紙芝居が終わった後で、お化けの名前、特に、ろくろっくびのろくみさんの「ろくろっくび」という名前が、なかなか知られていなかったことを知って、驚いた。みんな、日本のお化けの文化を、もっと伝えていこうね!これは、お化けの文化だけに限られたことではないが。昔話も、全く、正確に伝えられていないのだ。うちらは、これからも、紙芝居という文化を通して、日本の大切な伝承文化を、子供達に引き継いでいってもらうぞ!

暑い全興寺で、熱く燃える闘志を胸に、紙芝居の実演を終えた私達は、おも路地の隣のお茶屋さんで、かき氷を食べ食べ、燃えたぎる心と身体を、しばし、冷やすのであった。ああ、つべたくて、おいしい~  鈴木さん、何時もご馳走になって、ありがとうございます!

                    byみかん

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