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みかん、天王寺動物園に行くの巻       2011年4月12日

絶好の行楽日和。今日は、次女と二人の孫達と、新しくリニューアルした(もう、だいぶ経つけど)天王寺動物園に、行って来ました。

私は、遠足に行く気分で、娘がおにぎりを作って来てくれるというので、思い切って、ゆで卵を朝から、五つも作ってしまいました。それと、サラダと焼き鳥と金時豆(なんちゅう取り合わせやねん!)をタッパーに詰めて、おやつもしっかり入れて、ルンルン気分で、待ち合わせ場所の、天王寺駅に行きました。

待ち合わせ場所に行くと、娘が、携帯電話で話をしている時だったので、私は、そーっと、そばで待っている、しずるちゃんに、近寄りました。しずるちゃんは、驚いて、後ずさりして、娘の方へ行ってから、初めて、私だと判ったみたいで、にこっと笑ってくれたのです。

まあ、私も、その日は、いつもと違って、いっちょらいのブレザーを着て、いつもは、すっピンの時に会うのに、今日は、しっかりとお化粧をしていたので、別人に見えたのでしょう。

娘もしっかりと、眉毛を描いて、メイクをしていて、我が娘ながら、すっかりと母親の顔になって来たなあと、しみじみと感じる間もなく、私達一行は、いざ、天王寺動物園目指して、JR「新今宮駅」まで、電車に乗った。そうなんです。天王寺動物園は、天王寺公園の奥の方に在って、もう、到底、歩きそうにない、しずるちゃんを連れているのですから、一駅でも、ここは、電車に乗らないと、今日中に動物園に着きそうになかったのです。

新今宮駅から、新世界を通って、(なぜか、あちこちのお店の前に大きな、びりけんさんのおにんぎょうが置いてあった。)やっと、動物園の入口に到着した。動物園まで、うちは、やっぱり、しずるちゃんをだっこして、ヒーヒーハーハーと、息が、上がっているのであった。(予想通り、歩かん!)ゲートを入ると、いきなり、うちらの行く手に、アンパンマンや、汽車ポッポの乗り物が視野に入る。

私達は、それを見て喜ぶ、しずるちゃんを無視して、「はよ、きりんさん見にいこな!」と、わざと、早足で歩くのだった。全く、なんで、動物園に子どもの乗り物があるのだ?動物を観るだけで、充分幸せではないのか?などと、私は、ぶつぶつと心の中で愚痴っていた。

お目当てのキリンさんは、なかなか見つからなかったが、しずるちゃんは、何故か、水槽の中で泳いでいる魚が、とっても気に入った。(なんでやねん?)おまけに、やっと、お目当てのキリンさんの所に着いたのに、目の前にキリンさんが近づいて来たら、「キリンさんいらん、こわい」と、のたまう。

きっと、本物のキリンは、しずるちゃんが、何時も夢描いていたキリンさんとキリンさんが、違うのであったのだろう。現実とは、そいうものだよ。しずるちゃん。みつるちゃんは、まだ、わからないようで、ひたすら、バギーの中で、うつらうつらしていた。

お弁当をみんなで、時間差?で食べ終わった頃には、平日であったが、だんだんと人が増えて来た。この動物園も、上野動物園のように、ガラス越しに、ライオンやキリンなどの動物が観られるようになり、なんか、ようわからん、アメリカの西部劇に出て来るような木の看板があったと、思えば、お弁当を食べたベンチの付近には、パソコンの上に双眼鏡を載せたモニュメントがあり、なぜか、、その横にちっこい、カメレオンみたいな爬虫類のおきもんが置かれていて、その、向こう側に、コーヒーのマグカップと、書物らしき、これもモニュメントが在った。私は、どうしても、動物園と、そのモニュメントが、かけ離れているようにおもわれたのだが、少し、シュールで、設計された方の意図が、知りたかった。これは、余談だが・・・(全部余談やがな!)

しずるちゃんに、ライオンも「いらん!」、トラも、「いらん!」と、言われ、私達は、最後の頼みの綱である、コアラを見に行った。せやけど、なんでんなあ、動物園はリニューアルして目新しくなったけど、相変わらず、ここの動物園のライオンやトラは、みんな、ドベーっと横になって寝てばかりしていよる。コアラもしかり。お尻向いてふてくされているのや、ジーッとにんぎょうみたいに動かんのや、ほんまに、動物まで、ストレスたまっているみたいでんなあ・・・それでも、コアラのお食事の時間になって、コアラが動き始めて、うちの前のコアラのお昼ご飯を運んで来て、「さあ、コアラも動き出したぞ!どうなるのやろ?」と、おもてたら、しずるちゃんが、「コアラいらん。さかなさん見にいく!」と言って、コアラの館から、走って、出て行ってしまった。(もう、動物園に来た意味ないやん!)

お目当てのさかなさんを見て、しずるちゃんは、上機嫌。(これやったら、海遊館に行った方が良かったなあ。次は、魚見せに、連れて行ってあげよう!)と、わたしは、密かに心に誓った。

結局、泳げるのに恐がってプールに落ちた、どんくっさいペンギンを見て、何故か、自分と重ね合う共感を抱きながら、お金を入れなくても乗れる無料の、これまた、アメリカンスタイルの車の置物に、しずるちゃんは、しごくご機嫌で、気に入ったみたいなので、この車に、心行くまで乗せてあげた。(当たり前やがな・・・)

すんません。長い作文になって、もう、疲れ果てて泣いているしずるちゃんを、無理やり、みつるちゃんのバギーに乗せると、乗車拒否したみつるちゃんの泣き声の合唱が、あまりにも大きかったので、また、ヨタヨタの腰つきで、しずるちゃんを抱っこして、新今宮の駅まで、歩きました。でも、途中で、もう、ダウンして、娘と代わってもらって、私は、みつるちゃんの乗っている、荷物やおやつやお弁当の残りが、一杯載せているバギーを、押し押し、「子育てしていた時と、やっぱり、体力落ちたなあ・・・」とつくづく、自分の老いを実感した、みかんであった。

天王寺の駅で、また、娘と孫達とお別れをして、私は、ふらふらになりながら帰宅した。それでも、家で休憩してから、図書館に行って、明日の、親子サロンでさせて戴く紙芝居に、早速、動物の赤ちゃんと、お母さんの写真の紙芝居、「おかあさんといっしょ」を借りて来て、とっても充実し過ぎる、一日を過ごさせて戴いた。やっぱり、孫は、可愛いものですね!体力要るけど・・・

                     byみかん

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