後生畏るべし 2011年2月19日
私は、或る小学校の放課後の児童クラブに勤務している。今日も、朝から、満員電車(学生が休みなので少しましでした。)に揺られて、いざ出勤。土曜日は、学校がお休みなので、朝の9時から、開室する。
土曜日は、普段の授業のある日と違って、子供達も、宿題がないので、ゆったりと此処で、休日を過ごす。保護者の方にも、安心して、大切なお子さんが過ごせる居場所の一つとして、喜んで戴いている。
土曜日は、私も、比較的時間の余裕が、あるので、或る4年生の男子児童に、将棋の手解き?をしてもらっている。と云うか、もう、来室するなり、お相手のご予約?を賜る。
勿論、私は、喜んでお相手をさせて戴くのであるが、もともと、将棋とは、全くご縁のなかった私なのだが、毎回、この子どもさんのお相手をさせて戴いて、なんとなく将棋の筋道が理解出来るようになって来た。
駒の進め方が書いてある、初心者用の将棋を使って、お相手をさせて戴く。勿論、私が負けるのだが、そんなに簡単に負けられないのが、辛いところで、なんとか、がんばって、出来るだけ長い時間指すようにしなければならない。かと言って、次の手を考える時間が、あんまり長いと、「はよして!」と、お叱りを受ける。いやはや、全く、こんなに脳みそを使うことは、あんまりないので、試合?終了の後は、精も根も尽き果てて、しばらく、頭がぼーっとしてしまう。
どんな、競技でもそうなのだが、自分が、勝ち進んで、「いける!」と、思った瞬間、相手にさされて、あっという間に、負けてしまう。つまり、自分が勝てると思った時に、隙が出来るのだ。相手は、その隙を狙って、とどめの駒をうって来るのだから、完敗である。
私は、将棋を通して、「後生畏るべし」という論語の言葉が、頭をよぎった。初めのころは、簡単に勝っていたのだが、彼は、物凄い、ゆうもうしんを抱いて、切磋琢磨して、将棋のルールや攻め方を覚え、努力したのであろう。もう、今は、とてもかないまへん!
「後は、勝った時、もう少し謙虚な姿勢になれたら、完璧やねんけど・・・」などと、負けたくせに、私は、偉そうに批評して、自分の心を鎮める。そら、小学生に負けたら、やっぱ、悔しいやん!(大人気ない・・・)
とにかく、私も、また、修業の旅?に出て、「次回こそは、勝たなければ、大人の面目?が立たぬ」などと、意地になる、なんとも大人気ないみかんであった。
byみかん
~紙芝居教室開催のお知らせ~
明日、2月20日(日)は、予定通り、大阪市立難波市民学習センターで、午後1時30分~午後5時の蛍の光の音楽が鳴るまで、「青空みかんの紙芝居教室」をさせて戴きます。お部屋は、第二会議室です。今回の講座内容は「紙芝居の歴史~戦前編~」です。印刷紙芝居の誕生と戦前迄の歴史をお話させて戴きます。勿論、実演もさせて戴きますので、演じられる紙芝居を、ご持参下さい。2月27日(土)田辺サロン教室も、予定通り行います。いずれかの、ご都合の良い日に、お越し下さいませ。
先月1月は、父の急逝の為、難波教室を、急遽中止いたしまして、大変御迷惑をお掛けして、申し訳ございませんでした。今後とも、青空みかんの紙芝居教室を、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。何時も、ありがとうございます。
青空視観
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