「心に太陽を持て」 2011年1月22日
今日は、私の生涯の恩師、大河満子次先生から教えて戴いた、詩を紹介させて戴きます。この詩は、19世紀の西ドイツの文学者、ツェーザル・フライシュレンという方が書いた作品です。
心に太陽を持て
ツェーザ・フライシュレン原作
あらしが吹こうと 雪が降ろうと
天には雲
地上に争いが満ちようと!
心に太陽を持て
そうすれば どんな事でも来るがよい!
どんな暗い日だって
それが明るくしてくれる!
他人をも 慰める言葉を持つようにせよ
くちびるに 歌を持て
ほがらかな調子で
毎日の苦労に
よし 心配が絶えなくとも!
くちびるに 歌を持て
そうすりゃ 何が来ようと
平気じやないか!
どんな さびしい日だって
それが
元気にしてくれる!
他人のためにも 言葉を持て
なやみ 苦しんでいる 他人のためにも
そうして なんで
こんなに ほがらかでいられるのか
そうすれば どんなことでも 来るがよい!
それを こう話してやるのだ!
くちびるに 歌を持て
勇気を失うな
心に太陽を持て
そうすりゃ なんだって
ふっ飛んでしまう!
この詩の後に、大河先生の解説が、こう書かれている。
*心に太陽を持てというのは、いかに明るく 心を引きたてるいい詩です。
「人間的育成を産む郷土を大切にする気運を促進し、青少年の文学の創造を与え、青少年善化に、この歌を広く世におくると共に、日本放送協会は、ラジオ、テレビを通して世におくり、文部科学省は新制中学校国語教科書及び音楽教科書を通して青少年教育に役立てて又、「少国民文庫」の巻十一に「心に太陽を持て」があるのです」少国民文庫は十六巻。
一般社会人にとっては、とてもよい詩であるので、結婚式で、祝詞の代わりにこの詞を朗読されたという話があります。
歌詞青少年文化の会
作曲 團 伊玖磨
大河先生は、今、重い病と闘っておられる。師の心を思い図るにつけ、私は、無力な自分が、歯痒くなって来る。だが。私は、この詩を読むと、紙芝居「わっしょい わっしょい ぶんぶんぶん」の作品を思い起こす。
現代社会の暗澹たる時代に生きる、今こそ、私達は、心に太陽を持ち、くちびるに歌を持ち、明るい言葉で、人々に接することの出来る人間でありたいと、切に願うみかんであった。師の教えの万分の一も実践出来ない未熟者であるが、師の教えを常に忘れずにいたいと想う。
明日の全興寺さんの紙芝居の実演も、そんな心で演らせて戴けると有り難い。歌はへたくそやけど・・・
byみかん
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