日本語が通じない!? 2010年12月7日
思いの外、風邪が長引き、今日も安静に休んでいたのだが、夕方、病院へ点滴を打ちに出かけようとして、玄関のポストをふと覗いたら、ずっと前から予約していた、国民休暇村の案内が、入っていた。
小さい時から、商売をしていた我が家では、お正月を旅館でゆっくりと過ごすことなど、一度も出来なかった。それで、思い切って、元日は、もう、満室だったのが、3日の日の予約がとれたので、宿泊することにした。
私は、思わず自宅に引き返し、パソコンで検索して、或るバス会社に予約の電話を入れた。そのてん末が、次のようなやりとりだ。まあ、私も風邪をひいていて、暫く、頭を使っていなかったので、言葉がっしどろもどろだったのかもしれないが、それを百歩譲っても、やっぱり、楽しみにしていた旅行に、水が注された気持ちは、ぬぐえない。以下、その会話
みかん「1月3日に高松に行きたいのですが、宿舎の迎えのバスが15時30分に迎えにくるので、それに間に合うように行きたいのですが・・・」
職員「あの、よく意味が判らないのですが・・・」
みかん「ですから、高松の駅に、午後3じ30分に宿泊先のバスが迎えに来てくれるので、何時のバスに乗ったらいいのでしょうか?11時20分ですか?」と、私は、パソコンで調べた時間を伝えた。
職員「お客様、それは当社のバスの時間ではありません」
みかん「では、何時に乗ったらいいのですか?」
職員「11時10分に乗ると14時45分ですね」
みかん「では、それでお願い致します」
職員「往復でしたら、帰りはどうされますか?」
みかん「高松駅行きの宿舎のバスが9時30分に出ます。」
職員「はあ?」
みかん「10時20分のバスは、そちらにありますか?パソコンで調べたのですが?」
職員「ございます。では、お二人様ですね。お一人7000円です。只今から、予約番号を言いますので、XXXのOOOのVVVです。当日受付の窓口にお申し出下さい。」
このやりとり、一見、なんとも思われない方が、おられるかもしれませんが、最後の予約番号は、物凄い早口で言われ、10時20分のバスが何時に到着するのか、また、7000円の料金が、片道か往復かという説明されることもなく、電話を切られそうになったので、私は、不愉快というより、不安になって、
みかん「すいませんが、すごく早口なので、聞き取りにくいので、復唱させてください。」と、思い切って、言わせてもらった。
いくら、スピード時代やメールやプッシュフォンで、なんでも予約出来る時代になろうが、バスに乗るのは、機械ではない。生身の人間なのだ。私は、この職員さんのみを、批判しているので、このようなやり取りを、細かく記したのでもない。
この電話のやりとりを経験した私は、やはり、人間同士の触れ合いの希薄化と、コミュニケーション能力の欠如(私も含め)そして、何より、日本語の理解力が、特に、はなし言葉が低下しつつある。相手の話を聞いて、相手が何を言いたいのかを理解するには、やはり、こちらの話し方も未熟であったのだが、相手さんも聴く力が、足りていなかったのだと思う。
最近の日本人は、対話力がなくなってきた。相手の言っていることを「一を聴いて十を知る」とまでいかなくても、せめて、「一を聴いて五分は推し測る」努力は、必要だ。そうでなければ、なんか、今の世の中が、ますます、殺伐とした時代になって、「ものの哀れ」などを重んじた、日本人の心が皆無になる時代が、来るのではと、危惧するみかんであった。
まあ、うちも、長いこと、布団に寝ていて、人とあまり話すことなどなくなったから、舌がもつれながら、電話で話していたので、要領が得んかったのじゃろ。バス会社の職員さん、失礼をば、致しました。
byみかん
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