今年の紅葉はいい感じ! 2010年11月19日
最近の世の中で、一番足りないもの。それは、ユーモアを解する笑いやとおもう。国会中継観てても、もう、眉間に皺を一杯つくって、答えになってないとか、何回もおんなじ答弁を鸚鵡返しに言うたら、また、いきりたつ。
なんかさあ~余裕て、言うのか。間を持つというか、そんな話術に長けて、冗談の一つでもとばしても、場の空気を和らげた方が、共感を得られるとおもうんやけど、うちは・・・・
そら、国の最高立法の機関やから、場を弁えろと言われたらそれまでやけど、なんか、崖っぷちに追い込んだ獅子を、突き落とすような、そんな、緊迫感というよりも、悲壮感が、漂うている。
こんなにも、日本人が殺伐としてきたのは、やはり、自然に親しむ気持ちや、星空と会話をするような感性がなくなってきたからだろう。だが、唯一、今年の秋の紅葉は、例年になく美しいそうだ。何故なら、あの過酷な夏の気温と、秋になってからの温暖差が大きかったことと、11月に適度な雨が降ったからだそうだ。
人間も、この紅葉のように、過酷な状況に遭い、人生の雨に降られて、本当に苦労した人が、晩年にその美しい紅葉を、得ることができるのかもしれない。
今日の毎日新聞の夕刊に、漫談家の綾小路きみまろさんの特集が載っていた。きみまろさんは、苦節30年の年月を経て、今の時代に欠けている、中高年の方をターゲットにした「笑い」の必要性を実感し、自腹で、ご自身の漫談のカセットテープを3000セットつくり、団体バスに、無料で配ったそうだ。
これで、駄目だったら、もう、芸能界を辞めようと、腹をくくり、奥様と一緒に、夜を徹して、テープを復元されたという。そして、そのテープを国内の団体バス旅行のお客様に配布して回った。
ほんとうに、苦肉の策というよりも、自身の身を崖っぷちに追いやり、必死で耐えてこられた努力の結果が、今のきみまろさんをスターの地位にのし上げたのだろう。
でも、慢心することなく、謙虚に、何時も、新しい時代の笑いを磨く心と姿勢には、本当に頭が下がる。最近のうちは、気持ちの余裕がなくなって、笑いの扇子、ちゃうわ、センスに欠けていると、反省している。
代々、なんでもうちの家系は、まじめくさった顔で、おもしろいことを言う家系だそうだ。うちの、父方のお祖父ちゃんも、そんな人だったと聞く。そんな血をひいているうちも、あほなこと言うて、みんなに笑ってもらうことが、何より嬉しい。
「笑い」と「お笑い」の違いは、自分を笑い跳ばすことと、人をちゃかして笑いを求めることやと、うちは思う。勿論、うちは、「笑い」の方が好きや。「お」は、要りまへん。
話の論点が、だんだんずれて来るのが、このブログの持ち味?でして、今日は、何が言いたいかと申しますと、美しい紅葉のように、人間も、ほんまの意味で、苦労して、揉まれて、初めて、美しく晩年に、色づくのどすなあ~(出たー!久しぶりの京都弁。もう、ええっちゅうに!)そういう人間に、うちもあやかりたい。ああ、あやかりたい。まだまだ未熟者のの、修行の身ではございますので、尚一層、これからも精進致したいと想います。何卒、宜しゅう、おたの申します。
byみかん
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