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みかんの贅沢な一日             2010年11月28日

朝、気持ち良い寝覚めだった。今日は月に一度の、全興寺さんの紙芝居がある日だ。この日を迎えると、うちは、ウキウキ、わくわく、どきどきする。何故かというと、全興寺さんで紙芝居を演じさせて戴く時が、一番、鍛えられるし、また、勉強になる。

朝は、近くの中学校で、学習ボランティアということで、中学生の生徒さんと、数学の勉強をし、お昼ご飯もそこそこに、いざ、全興寺へ出陣!(そないたいそうな)

急いで、何時もの場所に行くと、もう、今にも紙芝居が始まろうとしていた。しまった、しまった、しまくらちよこ?もう、ぎりぎりやんかいさ!うちは、御住職に挨拶をして、すぐに、支度にとりかかった。正直、今日は実演する紙芝居を4作品持って行っていて、自分で、どれをさせて戴こうか迷っていた。

最初は、「にんじんさん だいこんさん ごぼうさん」を取り出していたのだが、一緒に紙芝居を演じられる、おばちるさん(おばさんの子どもという意味)に、「へっこきよめ」にしようかと、迷っているんです。と、いうと、おばちるさんが、「へっこきよめ」の方がいいんとちがう?とおっしゃってくださった。

鈴木常勝さんに「へっこきよめ」やらせていただきます。と。報告すると、鈴木さんは「それで、笑いをぶっとばしてもろて」と、おっしゃってくださった。私は、あんまり自信がなかったが、意を決して、「へっこきよめ」に挑んだ。

結果は、予想以上の反応があって、観客の方が、みんなどっと笑ってくださった。私は、なんか、凄く嬉しくなって、やっぱり、これをやらせてもらってよかったと、思った。紙芝居は、一人で演じるけれど、やっぱり、みんなで、いろいろと相談したり、協力し合うのが、私は楽しいから、ずっと、ここに来させてもらっている。

3時からは、鈴木さんの新作の紙芝居を、じいーっと見入ってしまった。恐い話やったけど、ぐぐっと鈴木さんの話術と紙芝居の絵の迫力で、私は、完全に観客の気持ちで、見入ってしまった。ほんまに、紙芝居て、おもしろいもんやなあと、改めて実感した。

さすがに、11月の最後の日曜日ということで、寒くて、冷えて来たけれど、子供達も大勢、観に来てくれた。紙芝居が終わった後、鈴木さんのリードで、わんぱくそうな男の子達数人と、「あっちむいてホイ」のゲームをして、買った子供達が、鈴木さんから、ソースせんべいをもらっていた。負けた子も、サービスで、一枚、おせんべいをもらって、嬉しそうだった。

紙芝居が終わると、今日は、解散して(一緒に反省会?する時もある)私は、平野図書館へ、予約していた紙芝居を借りに行った。図書館から、また、直行で、家の近くのお寺で、林家染二師匠の落語会があったので、芸のコヤシにと、聴きに行かせてもらった。実は、この林家染二師匠は、私の卒業した高校の、一応、後輩にあたる方で、自宅も東住吉区にお住まいである。だから、すんごく御迷惑かもしれんけど、時々、師匠の落語を聞かせて戴いて、勉強させて戴いている次第です。

今日は、露の眞さんという、女性の落語家さんが、トップを務められ、歯切れの良い口調で、「道灌」の落語をされた。その次に染二師匠が、高座に上がられて、もう、客席を笑いの渦に巻き込んだ。さすがは、芸暦27年のキャリア。凄い。最初の外題は「ちしゃ医者」じょうずに、枕にご自身の胃カメラの検査や、近所のスイミングスクールに通われた時の話を持ってこられて、自然に本題に入る話術は、さすがやと感心して、聴いていた。

中入り後は、講談の旭堂南青さん、これまた、うちの高校の後輩の方やそうです。もう、同窓会みたいな感じやけど、そんな馴れ合いは、全く感じさせず、まだ、30歳という若さで、「赤穂義士外伝の忠義元介」を、よどみなく、しかも情感豊かに講談された。最後の場面で、赤穂義士が、見事、吉良の首を討ち取り、凱旋している時に、義士の家来の中元である元介が、抱えきれないくらいの蜜柑を一杯持って来て、主君や大石内蔵助を初め、全員の討ち入りで乾いた喉を、蜜柑をふるまって、潤したというのを聴いて、私は、自分の名前をみかんにして、本当に良かったと思い、嬉しかった。南青はん、これからも応援してまっせ!講談は地味やけど、やっぱり奥が深い。ずっと、これからも続けていっておくれやす。

なんか、長い解説になりましたが、最後は、染二師匠が「植木屋娘」を演じられ、もう、観客の皆さんは、心から満足して、帰られた。今日が「龍馬伝」の最終回だということも、考慮されたのかどうかは、定かでないが、7時頃にお開きとなった。

朝から晩まで、あっちこっち駆け回り、目まぐるしい一日が過ぎた。だが、満ち足りた幸福感を味わいながら、お茶の間で「龍馬伝」をしっかりと観させてもらえた。こんな贅沢な日を過ごさせて戴いて、ほんまに、うちは、果報者や。龍馬はんも、きっと、毎日を精一杯生きはったんやなあ~

       

                     byみかん

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