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さわやかな夕立と虹をみならいたい      2010年8月26日

夕方、一転、俄かに掻き曇り、遠くの方では、ゴロゴロと雷さんの鳴る音がする。いよいよ、これは、遂に、やっぱり、待ち望んでいた夕立ちゃんが、降ってくれて、涼しくなるやんかいさ~と、喜んで、雨が降るのを期待しておりました。

だが、残念ながら、ほんの、申し訳程度に、雨がパラパラ降ってきて、熱く焼けた、アスファルトの道路も、ほんの少し濡れただけで、その濡れた道路から、反対にムンムンと熱気が、伝わって来た。

それでも、駅へ向かって、帰宅の途に着いていた私は、何故か、懐かしい水の匂いが漂うのが、感じられた。「そうや、夕立が降った後は、こんな、水の匂いが、いつも地面から湧き上がって、どこかから、涼しい風が吹いていたなあ・・・あれは、もう、まぼろとなったのか。

そんなことを考えながら、駅に向かう歩道橋を歩いていて、ふと、空を見上げると、なんと、其処には、大きな弧を描いた虹が出ているではあり~ませんか?

私は、思わず紙芝居の「にじになったきつね」の、ごろざえもんぎつねが、病気になったおじいさんを、元気づける為に、命がけで虹になる場面を思い起こした。「ごろざえもんも、きっと、こんな立派な虹に化けてんやろうなあ・・・」と、夕立にはあわなかったけど、でっかい虹を見ることが出来て、なんだか、とっても得さいた気持ちになれた。

「私も、夕立や、虹にはなれんけど、みんなの心に爽やかな風を吹くように、感じてもらえる人間になれたら素敵だなあ・・・」とひとりごつを言いながら、おけいはんの電車に乗って、家路に着いたみかんであった。

                       byみかん

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