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みかん、相田みつを展に行く          2010年6月19日       

今月も東京へ、紙芝居の修業をしに行って参りました。今年の連続講座は、結構、回数が詰まっていて、ハードなのですが、なんと言っても紙芝居の研究も進歩しているのですから、常に学ばせて戴く気持ちと、姿勢が肝心だと想い、時間もお金も、自分に投資と想って費やして、大雨の降る中を新幹線に乗って、行って参りました。

今日は、昨夜の紙芝居の講座と、日頃の煩雑な日々の疲れを癒すべく、有楽町に在る、相田みつを美術館に行って来ました。先月に行った時に、相田みつをの本等を購入したら、無料招待券を戴いたので、思い切って行ってまいりやした。(どこの言葉や?)

今回の作品展のタイトルは、「命のバトン」ということで、相田みつをさんの、魂の奥底から、にじみ出るような、命を大切に育もうとする言葉が、いくつも展示されていた。

相田みつをさんは、先の戦争で、二人のお兄さんが戦死され、そのことが、みつをさんの心に、深く根をはって、戦争体験が、命の尊さの原点であるような気持ちがした。

私は、今日は、みつをさんが書かれた詩を、出来るだけ紙に書き写す作業をして回ることにした。すると、ある、一つの発見に行き着いた。それは、みつをさんの書は、ほとんどがひらがなで、とっても散文的なものだとおもっていたのだが、紙に書き写していると、ほとんどが、正確な韻を含んだ、素晴らしい詩だったのだ。

こんな、当たり前のことにも気がつかん、とろいうちやけど、確かに、みつをさんの伝えたかった言葉を理解出来たような気がする。

人生の羅針盤となる言葉の渦の中で、私は、自分と向き合い、「せや、せや、ほんまやなあ」なんて、一杯共感して、なんだか、とっても気持ちがほころび、頭が柔らかくて、軽くなった(もともと軽いけど・・・)気持ちがして、清清しい気持ちで、美術館を後にした。

相田みつをさんの言葉に、何故、現代を生きる私達が、こんなにも共感できるのかと考えたら、みつをさんの心は、本当に純真無垢で、一点の曇りもなく清らかで、美しい。

そして、何より、自分に正直に生きて来られ、本当は、物凄く、書を書くのに、自分と向き合い、苦しまれただろうに、作品に、その苦しみの心が透析されて、生きることの素晴らしさのエキスが、散りばめられているのだ。相田みつをさんの作品には、欲とか慢心とか邪念というものから、全く切り離された、彼独自の作品の宇宙が秘められている。

生きるのにしんどい、現代社会の人間が、相田みつをの、判り易く、しかも、奥深い、魂を持つ宇宙観が、とても心地良いものに感じられるのであろう。

かく言う私も、暫し、日常の煩雑さを忘れ、相田みつをの作品の中に没頭することで、時間を感じることを忘れることが出来、大阪に帰って、相変わらずムシムシとする、この雑踏の街ではあるが、やっぱり、自分の生まれ育った街やから、「すっきやねん!」と、堂々と言える元気が湧いて来た、みかんであった

                  byみかん

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