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泣かないで、赤ちゃん!         2010年5月16日

今日は、難波市民学習センターでの紙芝居教室の日だった。私が、ホワイトボードに向かって、紙芝居と絵本の違いと、紙芝居ならではの特性について、熱く語りながら、板書していると、廊下から、あかちやんの泣き声が聞こえてきた。

最初は、気にならなかったのだが、その泣き声が、あんまりいつまでも、続いていて、紙芝居ならではの特性を説明させて戴いている時に、さすがの私も、こんな場所で、なんで赤ちゃんが泣き続けるのかと、不思議に思い、ひょっとして、学習センターで捨て子?そんなはずはない。でも気になるので、扉を開けて、廊下の向こうの方を見ると、一人の中年(失礼)と思しき女性が、火のついたように泣いている、あかちやんを抱いて、立っておられるではないか。

一緒に見に、外へ出てくださった受講生の方と、私は、思わず「お母さんはどちらですか?」と尋ねた。すると、なんでも、何かの講座を受講されていて、その女性が、その間、赤ちゃんをあずかっておられているのだそうだ。

私は、「今、何ヶ月ですか?」と尋ねると、「三ヶ月です。」と答えてくださった。なんでも、母乳で育てておられるので、ミルクをのませられないので、困っておられる様子だった。その方は、私達に「すいません。御迷惑をおかけして・・・」とおっしやってくだったので、私はなんとか出来ないものかと、「ちょっと抱かせてください」と言って、その赤ちゃんを抱っこした。

赤ちゃんを抱いて、暫く、身体をゆらせて、トントンと、赤ちゃんの背中をたたくと、赤ちゃんは泣きやんだ。だが、暫くすると、前より一層、激しく顔を真っ赤にして、泣き出したので、その女性に、赤ちゃんを返した。

「やっぱり、お母さんでないとあかんなあ・・・」と、つぶやきながら、私達は諦めて部屋に入った。すると、なんだか不思議なことに、今まで、気になっていた赤ちゃんの声が、暫くすると聞こえなくなった。

というか、私は、その時、紙芝居の話をするのに夢中になっていて、後で気がついたのだが、私達が出て行って、赤ちゃんの所在がわかり、しかも、自分で抱っこして、泣き止ます努力をする行動をとったので、自分の心が、その行いで整理され、泣き声に対して、こだわりの気持ちがなくなったのかもしれない。

人間の気持ちて、不思議なものやなあと感じた。うるさいと思えば、余計、泣き声が気になって、講座を進行することに支障が生じたかもしれない。でも、心配だと思って、手を尽くしたことと、話すことに気持ちが集中されると、赤ちゃんの泣き声が、自分の心の耳から消えたのだ。

あかちゃん、お母さんの勉強中で、お母さんの顔が見えなくて、知らない場所で、とっても不安だったのでしょうね。でも、お母さんが、貴女とほんの少し、お別れして、他のことに神経を集中することで、また、貴女と余裕を持って、向き合うことが出来るのかもしれないですね。

昨今、虐待で尊い、小さな命が粗末に扱われ、失なわれてしまう事件が後を断たないのが、本当に悲しくて、情けないけれど、どうぞ、小さい赤ちゃんを持つ若いお母さん、お父さん方、子供さんのお世話は、本当に大変でしょう。でも、赤ちゃんは、泣くことでしか、自分の感情を表現できないのです。頭で解っていても、やっぱり、しんどいとおもいます。だから、あなた方は、決して独りではない。しんどい時はしんどいと、身近な人に声をあげてみてください。

赤ちゃんを床にたたきつける前に、誰かに相談にしてみてください。きっと、救いの手があると信じています。泣かないで、赤ちゃん、お母さんをゆっくりと、今夜は眠らせてあげてね

             byみかん

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