素の自分に戻れる場所 2010年4月11日
とかくこの世は、住みにくい。なんだかんだと、連日いろんなことが有り過ぎて、厭な渡世となりやしたたで、ござんす。
そんな、住みにくい現代社会の東京のど真ん中の新宿に、思い出横丁という、今、ちょっと、若い方、特に、OLの女性の方(当たり前やんか!)に、隠れた人気の場所があると、テレビで紹介されていました。
其処は、大阪で言うと、新世界のじゃんじゃん横丁みたいな、こじんまりとした飲み屋さんが、道の両側に立ち並ぶ横丁で、中年のサラリーマンのおじさん(失礼)に混じって、若い女性が、2,3人連れ持って、楽しい時を過ごしているのを、放映されていた。
インタビューに答えた、彼女達の話によると、何故、この場所がいいかというと、近すぎづ、かと言って、離れすぎない、ほど良い距離で、見知らぬ人とでも、気軽にお酒を飲んだり、話に花が咲く場所なのが、魅力を実感出来るのだそうだ。
そして、女性の後輩が、先輩に、仕事の不安や派遣社員という待遇の不安な気持ちを聴いてもらい、また、先輩の方は、30過ぎて、結婚もされず、いつまで、今の仕事を続けられるのかという、言わば、お互いの先行きの不安な気持ちを、自然体で話し合える場所でもある。
そして、隣同士で、座った、中年のおじさんと、普通、電車の中や、街角では、到底、話などすることがないけれど、この、カウンター席の居酒屋では、自然に、話の花が咲くのが、素晴らしい。
昨今の世の中では、ネットカフェや、カラオケや、一人だけとか、仲間同士だけで、楽しんでいた若い人が多い中、こうして、近すぎず、かといって、離れすぎず、適度な距離で、人々が、触れ合う場所に、スポット照らされて来たことは、本当にいいことだと思う。
殺伐とした、都会の街で、今、若者が、本当の、素の自分に、気のおけない仲間同士で、触れ合う場所が、現れてきたことは、私は、本当に、素敵なことで、こんな、居場所が、もっと出来るれば、もう少し、風通しのいい、清清しい世の中になっていくのでは、ないかと期待している、みかんであった。ああ、うちも、久しぶりに、飲みに行きたくなってきたなあ。お酒は、あんまり飲まれへんけど、みんな、ほんまに楽しそうやったなあ・・・
byみかん
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