受験生の皆さんに捧ぐ 10・2月9日
私は、幼い時は、習い事をさせてもらっても、全く続かなかった。習字も、そろばんも、オルガンも然り。何故なら、根気とやる気がなく、練習をするのが嫌いだったからであろう。
自分でも、本当に、なんでこんなに、続けることが出来ず、途中で止めてしまって、父母を落胆させていた。勉強も然り、塾に通わせてもらったが、何故か、これも、長続きせず、止めてしまい、お陰で、中学生の時の、数学の成績は、悲惨なもので、先生の授業についていけず、テストの答案を返してもらう度に、見事な赤色のピンハネ印が並んでいた。
こんな、へたれのうちを、こりゃいかんと思った母が、中3になり、高校受験の勉強を、うちの従兄弟に教えてもらうように、頼んでくれた。この従兄弟が、うちを、数学のちんぷんかんぷん地獄から、救い出してくれ、どうやらこうやら、今まで解らんかった、因数分解や、1次関数や2次関数の意味を教えてくれて、正直、代入の意味さえ解らんかったうちを、救い上げてくれた。
お陰で、うちは、自分の行きたかった高校に行くことが出来、本当に、有り難いと思っている。もし、あの時、従兄弟に勉強を教えてもらっていなかったら、うちは、ずっと、自分に自信を持つことが出来ず、言い訳ばかりして、現実から逃げようとしていたかもしれない。
こんなうちが、今は、紙芝居という、日本で生まれた素晴らしい、世界に誇る文化を学ばせて戴き、止めないで、活動を継続出来ることに、自分でも驚いている。
大人になったから、それだけ、分別?が付いて来たと言えば、それまででが、紙芝居を続けて来れた、一番の要因は、紙芝居という文化が秘めている可能性や、研究されて、日が浅く、未知への憧れのようなものを、掘り起こしていくという喜びが在るからだと想う。
そして、何より、紙芝居というものが、今の現代社会にとって、絶対、必要なものであるという確信を持っている。生意気なようだが、うちは、この紙芝居という文化を広めさせて戴くことで、幼いころに、何をやっても続かなかった自分に自信を無くし、ネガティブな子供だったのが、紙芝居と出逢わせて戴いたことで、自分に自信を持つことが出来、いろんな方々と御縁を賜り、繋がっていくことで、豊かな人生を過ごさせて戴いていることに、感謝している。
中学校の時、出来なかった数学が、解るようになって来た、あの、確かな手ごたえを実感出来、志望校に合格出来た喜びの経験が、土台となっているような気持ちがするのである。
明日は、私立高校の入学試験の日ですね、どうか、受験生の皆さん、有り触れた言葉では、ありますが、自分を信じ、最後まであきらめないで、答案用紙と向かい合ってください。今までの学習してきた、君達の力の全てを出し切って、試験に臨まれることを願っております。
「路は、誰かが造ってくれるのではなく、自分の力で切り拓いて行くものである。」
byみかん
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