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少年よ!簡単に人を殺すな            10・2月10日

仕事から帰り、ほっとして夕刊を見ると、そこには、一面に少年が、二人の若い女性を殺めたと書かれている見出しがあった。

「あ~っ、またや!なんでやねん。」と、私は、もう、その見出しの字を見ただけで、胸が潰れそうになった。少年だろうと、成人だろうと、人をころしたら、殺人犯や。せやけど、日本の法律では、未成年の場合は、その名前も写真も公表されず、多分、極刑になることもあるまい。

どうして、こんなに簡単に、人を殺せるのか?殺人にまで至った経緯は、詳しくは知らないが、私が、一番、恐ろしいと思ったのは、テレビの報道で、ご近所の人のインタビューを放映していたのだが、人が二人も亡くなっているのに、動揺するわけでもなく、悲しむわけでもなく、まるで、関係のないことのような話し方だったのが、悲しい。

こんな、なんて言うか、こう言う言い方をしたら、失礼かもしれんけど、自分は部外者で、係わりがないのは、確かにそうかも知れんけど、娘さんを亡くした親御さんのことを思ったら、とても、平常心ではいられないと思う。

ご近所の方は、さて置き、この犯人の少年は、何故に、二人もの尊い命を奪わなければならなかったのか?他に、自分の気持ちを伝える選択肢は、なかったのか?どうして、こんなに簡単に、人を殺めることが出来るのか?人間が人間を殺めることは、人間として、一番卑劣な行為であるということを、今の教育では、どう教えているのであろうか?

判らないことだらけや。ほんまに死んだら、ゲームみたいに、二度と生き返られへんねんで。そこんとこの認識が、ずれてるのとちがいまっか?

こんな話を、昔、聞いたことがあります。ある少年が、学校で友達の鉛筆を一本盗み、その鉛筆をお母さんに見せると、その母親はその少年を叱るどころか、「うまいことしたね。」と誉めました。やがて、その少年は、大人になって、強盗殺人をして捕まり、死刑を言い渡され、その刑を執行される道中、沿道から、彼の母親が飛び出してきて、「お前は、なんてことをしでかしたんだ!」と言って、泣き叫んだ。

その時、その男が母親に言った言葉は、「お母さん、あなたは、私が子供の時に、一本の鉛筆を盗んだ、その時にどうして、いけないことだと言って、叱ってくれなかったのですか?お母さんに誉められたから、私は、それからずっと、人様の物を盗み続け、そして、その為に、人殺しをして、死刑になるのです。」

その言葉を聞いて、母親は初めて、自分のしたことを後悔した。が、もう、その時は既に、遅かった。

というお話であったと思う。私は、残忍な犯罪などが、起きる度に、この話を思い起こす。きっと、この少年も、いきなり、人を殺すような、人間ではなかったであろう。そこにまで、行き着くプロセスがあったと思う。

どこかで、真剣にこの少年と向き合う大人が、身近に居れば、こんな残念な事件は起きていなかったかもしれない。本当の教育とは、学校や家庭だけではなく、周りの大人が、どれだけ、その子供と真剣に向き合うことが必要かということだと、うちは、思う。

青臭い考えかもしれんけど、もう、これ以上、悲惨な殺人事件は、起きて欲しくない。だとすれば、うちら大人は、これからどうしていけば良いのかを、真剣に考えることが早急に必要なのとちゃうやろうか?二度とこんな事件は、もう、起こって欲しくない。人間の命の尊さを、もっと、子供達に伝えていかなければ、大変なことになるのではないだろうか?

事件は、起きてからでは、遅い。起きないように、防ぐことが大切なのだ。

                 byみかん

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