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ガムテープのみかん               10・1月30日

テレビをつけると、あの、オリンピックの柔道で、金メダルを獲得した、、古賀選手が造られた、「古賀塾」が、紹介されていた。そこへ、長野県で、30連敗の、今までの試合で一回も勝てない小学生の男の子が、修業に行くというくだりだった。

古賀選手は、御存知の方も多いだろうが、オリンピックに出場する3週間程前の稽古で、足を負傷してしまった。だが、痛恨の痛みに耐え、見事に金メダルを獲得した。古賀さんは語った。「足を負傷した時に、絶対勝てると思った。」そうだ。

なんという、ポジティブな考えの持ち主。ピンチはチャンス。古賀さんは、その連敗の男の子に、「いいか、絶対にあきらめるな。」と、指導した。不屈の精神。それが彼のポリシーだった。

男の子は、古賀イズムの、厳しくて、しかも温かい指導のお陰で、故郷の長野に戻って、試合で、見事に勝利を勝ち得ることが出来た。

「あきらめない心」は、大切だということなら、私も母親譲りの、「あきらめの悪い」人間と言える。娘曰く、「お母さんはガムテープみたいや。」つまり、粘着力が強く、あきらめが悪いと言うことか?ええように言うたら、あきらめない気持ちが強く、悪いように言うたら、ひつこい性格ということだろう。

さもありなん。うちは、理不尽なめに遭うと、反対に、俄然、燃える性格なのだ、卑怯なことが大嫌いで、そんな境遇に出逢うと、余計、向きになるのは、父親譲りの性格に似たのかもしれない。

あれは、忘れもしない、私が中学生の時、父が大阪場所の相撲を観に連れて行ってくれた。そして、早めに行ったので、比較的前の方の、勿論、一番安い椅子席に、座っていた私達親子に、一人のお茶屋の人らしき女性が、その席を退けと、私達に言ってきた。

勿論、その席は自由席なので、私達は座っていても良いのだが、多分、其処の慣習で、その席は、退けと言ってきたお茶屋の暗黙の指定席になっていたのであろう。

だが、父は、ここは自分達が、先に座った席だから、どかないと言い張った。すると、その女性は黙って立ち去った。間もなく、袢纏を着た年配の厳つい男性がやって来て、私達に席を譲れと、また、威嚇するような態度で言ってきた。

すると、父は、思いっきり大きな声で、「ここは、自由席や。わしらが先に来てすわったんやから、なんで、どかなあかんねん!わしは、絶対に、どんなことがあったもどかへんで!」と、叫んだ。すると、その年配の男性は、あきらめて、黙って、その場をたち去った。

うちは、その時、凄く恥ずかしかった。けれど、周りで見ていた方達も、私達父子を温かい眼差しで見て、「よう言うた!」と声を掛けてくださった。

お陰で、相撲をしっかりと良い席で、最後の取り組みまで、観ることが出来た。私は、当時のこの父の、自分が正しくて間違っていないという態度を最後まで、押し通す姿を、今も誇りに思っている。

だから、決して古賀選手のように、強い精神力は、持ち合わせていないけれど、自分が間違っていないと思うことは、テコでも動かない頑固な気持ちは在る。それが、娘にガムテープみたいやと、言わしめたのかもしれない。

「ガムテープでも、接着剤でもええ。なんでも、やってみなければ解らないねんから。」と、自分に何時もそう言い聞かせながら、頭を打ち続けながら、デコボコ人生を歩んでいっているみかんであった。道は険しいなあ・・・

                 byみかん

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