子供達は想像力の神様だ! 10・1月14日
今日も、寒波が厳しく、凍てつくような寒い中を仕事に行った。こんなに寒いと感じたのは、ほんまに久しぶりや。「やっぱり、依る年波には、勝てないなあ・・・」などと、一人ごつを言いつつ、娘が作ってくれたお弁当を戴いた。
授業が終わると、元気良く、一年生の児童達が、やって来た。宿題を済ませると、な、な、なんと、この寒いのに、外で遊ぶという。やっぱり、若いって、いいわね!
子供達は、はじける様に、小躍りしながら運動場へ飛び出して行った。私は、ふと、一体、こんなに寒い中を、どんな遊びを楽しんでいるのやろか?」と、確かめてみたくなり、運動場に出て行った。
すると、朝礼台の辺りで、子供達が一塊になって、運動場の砂に、何か絵を描いて、遊んでいるようだった。私は、そっと近づいて、彼ら、彼女達の遊んでいる様子をうかがった。
すると、なんでも、朝礼台が釣堀で、運動場の砂に魚の絵を描いて、釣り掘りごっこをしていたのだ。一人の女の子が、朝礼台の階段の一番上の段を指差して、「先生、これ、めっちゃ辛いカレーやねんで。千倍カレーつくってん!」と教えてくれた。
見ると、そこには、赤や黒の木の実を入り混ぜた砂で出来た、美味しそうな?カレーが盛られていた。「へー、こんな実、何処でみつけたん?」と、私が、尋ねると、子供達は、嬉しそうに、校庭の遥か奥の方まで走って、案内してくれた。見ると、そこには、真っ赤な南天の実をつけた木が、何本もあり、足下には、黒い実をつけた植物が茂っていた。
子供達は嬉しそうに、その実を摘み取っていた。私は、(こんなところに生えている、黒と赤の実を見つけて、それを、カレーの香辛料にするなんて、凄い発想や!)と、改めて、子供達の豊かな想像力と、創造力に感動し、驚いた。
そして、(こんな冬の寒い日でも、なんにもなくても、外でこんなに豊かに、楽しく遊べる子供達って、ほんまに凄い。子供は神様や。)私は、子供達が、楽しそうに、激辛カレー?を食べる真似をして、遊んでいる姿を見て、そう、実感した。
「今も、昔も、子供は、遊びの天才や。まだまだ、世の中捨てたものやないなあ。」と思うと、なんとも言えないくらい、嬉しい気持ちになった。
外遊びの終わりの時間になった。「もう、時間になったから、部屋に帰ろう!」と、子供達に呼びかけて、運動場を後にして、歩き始めると、一人の女の子が、「先生、めちゃ、寒い!」と言って、私のウインドブレーカーのポケットに手を入れてきた。
私は、その小さなかわいい手を、思いっきりぎゅっと握りしめてあげた。すると、なんだか、ほんとうに、自分自身が、心の底から温まって、なんとも言えないくらい、愛しい気持ちで満ち溢れ、幸せな気持ちで一杯になった。みんな、豊かな時間を、与えてくれて、本当にありがとう!
byみかん
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