ストーブと愛娘と眼鏡 10・1月21日
めずらしく、娘とストーブにあたりながら、話し込んだ。通販のカタログを見ながら、二人で、買いもしないのに、この服がええとか、こっちのソファーの方が気持ち良さそうやとか、加湿器を買おうかどうしょうか。果ては、体重計の取り合い?なる始末。
まったく、女性は、どうも物欲が強いようで、母娘で他愛もない言い合いをして、楽しんでいるのを聴いて、母が羨ましそうに、「何、二人で楽しそうに話してたん?」と、お風呂上りの下着姿のまま、お出ましになられる。
一番、娘が、私と話をしていて、盛り上がったことは、前から常々、感じていたことなのだが、自分の娘のことを、母親の私が言うのも憚るのだが、顔立ちは、まあまあ、十人並みと思うのだが、がり勉女子学生がかけているような、淵の細い眼鏡をかけていて、髪形も、ロングヘアーを、戦国時代の落ち武者みたいに、後ろで無造作に束ねているので、なんというか、晴れだった感じがしないのが、気になっていた。
そのことを、なんのはなしから、その話題になったのかよう、判らんけど、人は外見が美人だけでは、いいとは思わないけれど、やっぱり、売れ残ったら困るし、せっかくの、一番綺麗な年頃なのだから、美しくあって欲しいというのは、もう、賞味期限の過ぎた?母親の、せめてもの願いであるのだ。
娘は、そんな、思いもよらんことを、一番、在り得へん、おかんから言われて、びっくりして、早速、コンタクトを購入すると、素直に言った。
おかんは、やっぱり、どっちゃでもいいけんど、仕事の時は、眼鏡かけてる方が、支障を来たせへんねんやったら、まあ、友達とショッピングに行ったり、お買い物に出かける時ぐらいは、綺麗にお化粧して、出かけて、青春を謳歌しなはれ。今が、一番、おしゃれを楽しんで、人生の花の年頃なんやさかい。(もう、三十路が近こうなってきたで~)
うちも、明日は、久しぶりのホリデー。と云う訳で、休みの日は、すっぴんで過ごし、この年になると、お肌の皮膚呼吸をさせてあげる日も必要だということを実感する、今日このごろです。
古臭い石油ストーブにあたりながら、うちら母娘は、結局、カタログを見てはしたものの、何も買うこともなく、順々にお風呂に入って、さっぱりとした気持ちで、それぞれの夜の時間を過ごしたのであった。
とりとめもない、我が家の夜の家族の会話の作文で、失礼をばしました。
byみかん
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