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幸運を運ぶ年賀状と犬?            09・11月13日

夕飯の支度をしていると、玄関のチャイムが鳴った。インターホンを押すと、郵便配達の方だった。娘宛の荷物にしては、やけに薄べったい袋を、大切そうに扱い、確認しながら、郵便配達の方は、私にサインを求めた。

私が、何時も荷物を受け取る時のように、何気なくサインをし終わると、唐突に、私に「もう、年賀状は買われましたか?」と尋ねられた。私は、「まだですが・・・」と怪訝な気持ちで答えると、「年賀はがきを買って戴けませんか?」と頼まれた。

私は、今まで、郵便配達の方から、年賀状を勧められたことが、初めてだし、この配達の方は、こうして、一軒一軒、配達しながら、販売されているのかと思うと、商売をしていた父母のことを思い出し、本当に大変なのだなあと、実感した。

そこで、私は、「いずれ購入しないといけない物だから、10枚くらいなら買おう!」と、決心し、「絵入りのハガキはありますか?」と尋ねた。配達人さんは、嬉しそうに、「ありますよ。」と、少し薄暗くなった玄関の軒先で、小さなビニールバッグの中に、大切に収められた、10枚入りの年賀はがきの袋を、いくつか出された。

私は、来年の干支の寅の絵馬の絵が描かれたハガキを、見つけて買おうと想ったが、それは寄付金付きで、10枚で550円だった。どうしょうかと、迷ってと、暗くて判りにくかったが、色付きのハガキを見つけた。「それ、見せてください。」見ると、綺麗な薄緑色で、何より気に入ったのは、表のスタンプの柄が、くっきりとしていた、鮮やかに映えていた。「ピンク色もありますよ。」

こんなやり取りをしている時、私の足下で、何か毛むくじゃらの温かい物がううごめいているのに、気がついた。はからずも、我が家の番犬、そう、あの嫁に行った娘の置き土産が、私の足に擦り寄って来るのである。それも、最近、彼はお風呂に入っておられないので、とっても、えも言えぬ匂いが漂って来て、私と、配達人さんの間に、割って入りそうな感じで、私は、もう、焦った。「なんで、いつもは、知らん顔して、小屋の中で寝てるのに、今日に限って、出て来るねん。それも、こんな、来年の大切な年賀状を選んでる時に・・・

私は、その配達人さんに申し訳ない気持ちになって、10まいだけ買わせてもらうつもりだったが、思わず「この二種類のん、両方下さい。」と言ってしまった。私は、慌てて、家の中に入って、財布から、千円札を一枚取り出し、玄関に、すっ飛んだ。

ちょっとでも早く、あの配達人さんに、家の愛犬の、あの、えも言えぬ匂いを嗅がせては、申し訳ないと思い、お金を渡して、ハガキを受け取った。配達員さんと私は、お礼を言い合って、別れた。やれやれ・・・

娘が、間もなくして帰って来て、テーブルの上に置いている荷物を開けられた。それは、兼ねてから、娘が楽しみにしていた、娘の大好きなグループのコンサートのチケットなのであった。「わあ、お母さん凄いで!一番前の席やわ。それも、ど真ん中や。」パソコンで、座席を確認した娘は、本当に嬉しそうに、私に知らしてくれた。

私は思った。最初から、一番ええ席のチケットが入っていたのかもしれないけれど、これは、きっと、娘が何時も、真面目に一生懸命働いているご褒美なのかもしれんし、また、あの人見知りする、我が家の番犬が、擦り寄ってきたのは、ガンバって年賀はがきを、郵便物を販売されながら販売されている配達員さんの誠意を感じたからなのかもしれんなあ。これって、偶然なのかなあ?

そんな、他愛もないことをあれこれと考えている私も、果報者だなあと、つくづく実感した、みかんであった。来年は、みなさんにとって、良い年でありますようにと、早々と、今から願う、少し気忙しくなって来たのを感じる季節になってきたことを、改めて実感し、大切な年賀状をしみじみと、眺めるのであった。

                  byみかん

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