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ちょうどええ漫才師                09・9月27日

久しぶりに、本格的なしゃべくり漫才師で、おもしろい話術を披露して下さったコンビが現れた。その名は「二丁拳銃」さんというコンビだ。

最近の漫才師の方の芸は、コント的なものか、相方をけなしたり、どついたりする、はっきり言って、おもしろくないなあと、感じていたのだが、今日、深夜のテレビに登場した「二丁拳銃」という漫才師さんは、確か、芸暦が16年と云うベテランで、昔、少しだけテレビに出ておられた記憶がある。

こんなことを言うと、失礼だが、その時の二人の漫才は、あまり魅力を感じなかったような気がする。だが、今日の彼らの漫才を拝見して、ほんまにおもしろい。早口でまくしたてる今の芸人さんと違い、ゆっくりと、一言一言、言葉を大切にしゃべり、そして、間を計算しているのが、充分に伝わってくる。

そして、何より、久しぶりにおもしろいギャグを考えられた。それは、「ちょうどええ」という言葉だ。少し前、「ちゃらんぽらん」という漫才師のコンビの方が「ちゅうとはんぱやなあ」というギャグで、人気を博した。私は、この「ちょうどええ」と云う言葉は、今の息苦しい現代社会にぴったりの言葉やと思う。

あんまり、頑張り過ぎず、でも、手を抜くのでもなく、自然体で生きることの難しい現代社会で、「ちょうどええ」生き方をすることって、素敵だなあと,思った。

「二丁拳銃」のお二人が、あせらず、あきらめずあわてず、くさらず、ずっと磨き上げて来られた芸の華が、この「ちょうどええ」時期に、見事に咲きほこり、実をむすばれるように、陰ながら、応援したい。

番組の最後に、コンビの一人(すんませんお名前わからんのですが、ビートルズみたいな髪形の方)が、三人目のお子さんが誕生するということで、はにかみながら、名前を考えて、「これでいいでしょうか?」なんて、謙虚に尋ねられる所に、とても、人間的な魅力を感じました。きっと、家庭では、優しいお父さんなのですね。

「二丁拳銃」さん、これからも、大阪の正統派のしゃべくり漫才を伝えて行ってくださいね。芸の路は厳しいものです。あまたおられる、芸人の皆様、私もプロではありませんが、紙芝居という、表現文化の路を歩み始め、まだまだ、未熟で、今日の全興寺さんの紙芝居でも、子供さん達に満足に喜んでもらえたかどうか、覚束ないですが、この”ちょうどええ漫才師”さんを見習い、自分にとって、ちょうどええ紙芝居の作品をこれからも、発掘していく様に努めます。夢はでっかく、心は晴天、足下は地道に・・・ですね。

                byみかん

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