ばつのわるそうな犬 09・9月15日
夜、疲れた足どりで我が家に辿り着くと、いつも、寝そべっているか、小屋の中でそっくり返っている、我が家の愛犬チャクが、なんと、玄関にお座りをして、私を出迎えてくれているでは、あ~りませんか?
うん?なんか怪しい。このおうちゃくな犬が、そんなおりこうな真似をするには、なんか訳があるに違いない。
「あーっ!やっぱりな~そうなのね~ 」なんと、犬小屋の横に置いてあった、うちが、置いてあげた座布団を噛み噛みして、中身の綿を全部引っ張り出しているではあ~りませんか?小屋の周りは綿だらけ
「おまえなあ、この座布団は、そんじょそこらに在る座布団とは座布団がちゃうねんで!御免で済むねんやったら平野警察いらんやろ」と云う、鈴木常勝さんの、ギャグをこの犬に言うた処で、座布団が元に戻るわけじいゃあない。やっぱり、畜生は畜生なみのお脳しかあらへんねんから、しゃあないなあ・・・と、自分で心の整理をして、玄関のドアを開けた。
母に、そのことを告げると、母が既に、彼?をおもいっきし叱ったそうだ。どうりで、ばつの悪そうな態度をとっていたんやなあ。もう、「覆水盆に還らずや」と、私は、もう、座布団なんて、形在る物は、いつかは壊れるのだと、自分に言い聞かせ、みんなで、夕ご飯を戴いた。
「この幸せが、何時までも続いてくれますように・・・」そう、願いながら美味しく、夕飯を食した。母が刻んでくれた奈良漬が、凄く美味しく感じられた。(実は、私の大好物なのだ)
夕ご飯の後片付けをしている時、下の娘からメールが来た。なんでも、孫に毎月送っている絵本が届いたとのこと。本を抱えている静流ちゃんの写真も送ってくれた。
私は、その写真をながめながら、「まあ、しゃあないわ。あんたが置いて行った犬やさかい、最期まで大事にめんどうみさしてもらいまっさ。二人目の孫も、こんなに早く授かったのは、娘の置き土産の愛犬を可愛がっているお陰なのだろうと、変に納得するみかんであった。来年の春には、元気な赤ちゃんが無事に生まれて来てくれますように・・・
byみかん
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