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必殺だるま落とし!                  09・9月7日

昔のおもちゃで、だるま落としと云うのが有る。これは、縦に積んだだるまさんを、一番下のだるまさんから、勢い良く槌のような物で叩くと、あ~ら不思議、一番下のだるまさんだけ、はずれされて、残りのだるまさんは、ひっくり返らない。昔の人の知恵というのは、本当に凄いなあと、改めて感心させられるおもちゃだ。

今日のニュースで、大阪タワーという、なんでも通天閣よりも高い塔を、取り壊し工事が始まり、その解体工事の手法に、このだるまおとしの原理を使った方法でされるのだそうだ。何故かと云うと、周りは大きな建築物がたくさんあって、手荒い解体工事が出来ないので、この方法を考えられたということである。

私は、テレビのニュースで、この方法で塔を解体されている映像を見て、ふと、気がついた。それは、先日の試写会で観た映画「火天の城」で、お城を建てる棟梁の、西田敏行が、内装の出来た城内の柱の上に登り、天井のある一箇所に、歪があるのを発見し、このまま、工事を進めると、お城は、その歪のために、崩壊してしまうおそれがあるというのだ。そこで、棟梁が考えたのが、このだるま落としの仕組みの修正方であった。

職人もその女房達も、全員一丸となって、太い大黒柱を、上から結んだ縄でしっかりと固定させ、西田敏行が、その歪のある大黒柱の下の部分を、くるいがある長さだけ、切り落とすという方法だ。そのくるいのある長さだけを切り落とすと、柱は下に降り、上の歪が元に戻るのだ。こんな凄いことを考え、そして、仲間が全員で、手から血をながしながら、絶えて、柱を引っ張って、辛抱する場面は、本当に圧巻である。

私は、この大阪タワーの解体のニュースと、この映画を観て思ったことは、ニュースの最後にコメントされた、現場の作業員さんの言葉に、心を揺り動かされた。「今までは、建物を造ることばかりして来たが、これからは、その建てた物を解体することの方が増えていくでしょうね。」なるほど、それも然り。この世に永遠に残る物は無い。全ては無常である。

だが、人々の心の豊かさだけは、このだるま落しの玩具のように、不変であって欲しいと想うみかんであった。映画「火天の城」は、絶対お勧めします。12日封切りだそうです。

                 byみかん

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