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みかん、福澤諭吉展に行く。           09・8月13日

今日は、お盆休みと言うことで、天王寺公園の中に在る、大阪市立美術館で催されている福澤諭吉展に行って来た。平日だけど、やっぱりお盆休みということで、会場は混雑していた。

福澤諭吉は、大坂の適塾で蘭学を学び、その後、僅か23歳で、東京で今の慶応義塾大学の礎を建てた。我が大阪人が最も誇る、政治家ではない、不屈の精神を持っておられる、文化人である。

福澤諭吉が、恩師でもあり、適塾の創始者である、緒方洪庵のお墓参りの時の逸話で、諭吉の教え子達が、洪庵の墓を磨こうとして、墓に触れようとすると、珍しく、諭吉が激怒し、決して教え子達に墓に触れさせず、自らが墓碑を丁寧に心を込めて磨いたという話は、有名である。

福澤諭吉は、心から緒方洪庵を尊敬し敬愛していたのだと、その展示の説明を読んだ私は改めて、感心した。九州の大分県の貧しい藩士の子として大坂で生まれ、父を早くに亡くした福澤諭吉にとって、緒方洪庵は、父親に匹敵する位、敬愛して止まなかったのであろう。

福澤諭吉は、昔の武士にしては、珍しいくらい、写真に撮られるのを好んだ人物であったので、展示には、たくさんの諭吉の写真が紹介されていた。そして、わたしは気づいたことは、20代の諭吉と60代の諭吉の写真を比べても、全く同じ目をしているのであった。

どういうことかと、考えると、さまざまな諭吉の書いた書物や掛け軸、功績の記録等を鑑み、彼は、ずっと一貫した生き様をしてきたのだからだと思う。それは、展示物にも何回も書かれていた、諭吉の言葉で「独立自尊」という言葉に他かならない。そして、注目することは、彼の生き方は、単なる精神論ではなく、心身共に健康であることこそが、より良い生き方が出来る糧と成り得るのだと言っている。ウーン素晴らしい考えだ。

しかも、それを福澤諭吉は自ら実践するべく、慶応大学の学生達と「散歩クラブ」なるものを創設し、毎朝5時に起き、5~6キロ学生達と散歩?したと云う。その時にはいていた、猿股、いや、股引が展示されていた。私は、その股引きを目の前にして、思わず唸ってっしまった。「ここまでやるなんて、凄すぎる。着物やと、歩きにくいから、着物の上からこれを穿くのか・・・)この、諭吉の徹底した実践力が、彼の数々の偉業の為せるわざなのであろう。

また、諭吉は、当時としては珍しいくらい、女性の地位向上を謳っていた。中国の旧い文献を例に挙げ、女性の優先を説いた掛け軸も展示されている。とにかく、彼の考え方や価値観は、百年位、時代の先を行っていると言っても過言ではない。

ゆきっつあんが、今の日本を見たら、どない言うやろか?まず、「天は人の上に人をつくらず、人の下にひとをつくらず」とおっしゃり、核やミサイルなどの戦いではなく、話し合いで友好を結ぶことを、自然体で当たり前のことの様に説いていたであろう。66歳の寿命は、彼にとっては、あまりにも短く、人生は長いものであったに違いない。

                     byみかん

福澤諭吉展は8月4日~9月6日(日)までやっています。入場料は大人1200円、大学、高校生は900円ですが、なんと、小中学生は無料で入場出来、な、なんと、その上に諭吉ノートをプレゼントしてもらえるそうです。夏休みの自由研究を何にしようかと悩んでいる子供さん達にお薦めしま~す。場所は地下鉄、JR、天王寺駅下車、天王寺公園内中央に在ります。なな、なんと、8月28日までは、天王寺公園の入場も無料で入れます。後2週間程となった夏休みに、お子さんと一緒に行かれてはいかがですか?すぐ側に、天王寺動物園もございます。とっても暑いので、くれぐれも、暑さ対策だけは、して行ってくださいね。以上、みかんからの福澤諭吉展のご案内でした。

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