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父の言葉                     09・8月10日

今年もまた、終戦の日がやって来る。終戦記念日と、終戦に「記念」と言う言葉を付けると、なんか、おめでたいような日になるような気がしてならないのは、私だけだろうか?

「終戦追悼日」とか、「終戦哀悼日」などという、戦争で亡くなられた、たくさんの犠牲者の方々を悼む言葉を、私は添えさせて戴きたい。

以前にも、このブログで書かせて戴いたが、私の父は、終戦の年に、特攻隊を志願して、東京まで試験を受けに行き、家の近くの神社に、毎日お参りをして、どうか、一日も早く召集が来ますようにと、願っていたそうだ。

だが、そんな父の願いは見事に破れ、終戦を迎えた。父は、それ以来、一切、神仏に手を合わすことをしなくなった。

私の、頑固で頑なで、一本気な性格は父譲りなのかもしれない。そんな父も、今は寝たきりになり、この世の天寿を全うしようとしている。そんな父が元気だった頃、よく私に言っていた言葉がある。それは、「青春は二度とないで。」

何かに迷った時や、悩んでいる時、父は何時もこう言ってくれた。私は、父の青春時代も戦争という現実に押しつぶされ、希望溢れる青春時代を送れなかったことが、本当に後悔しているのだと思った。

戦後の父は、自暴自棄になり、「たなべやす」と言われ、そのすじの方ではなかったが、肩で風を切って、街を歩いていたそうだ。

そんな父と母が、出逢っていなかったら、勿論、私はこの世に存在していないのだが、父と母のロマン?溢れる出逢いは、また、別の機会にお話させて戴くとして、この終戦の時期が来ると、私は、自分の生まれて来た存在の意味や、偶然と必然の理を考えるのである。父とともに・・・父も私も、今、現在、一生懸命に生かされ続けていること自体が、青春そのものだと、私は思う。だから、「青春は二度とやって来ない。」

今、生きることに悩んでいる方に、軽はずみなことは言えないけれど、少なくとも、私達の命は、戦争で亡くなられた多くの方々の犠牲によって、連綿と繋がっていて、その命をずっと、継承させていくことが大切である。そして、何よりも、自分自身の人生なのだから、「いかされている喜びと、この世に生を受けた意味を見い出し、生き続ける勇気を持ってください。生意気なことばかり申しまして、すみません。

貴方が生まれて来てくれて、ありがとう。生き続けてくれていて凄いよ。

                   byみかん

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