お寺は、紙芝居で大賑わい 09・4月26日
今日は、月に一度の大阪は平野区にある、全興寺さんでの紙芝居の日。ここで紙芝居をさせて戴くことが、一番の修行だ。こんな、下手な私のような紙芝居でも、ずっと続けて、やらせて下さる、御住職と、紙芝居をご指導くださる、鈴木常勝さんには、何時も感謝している。そしてまた、おも路地で駄菓子を子供さん達に売りながら、はらはらしながら、私の紙芝居を温かく見守ってくださる、御住職の奥様にも、大変お世話になっている。
今日も、生憎のお天気と言うことで、屋根のあるおも路地で紙芝居をすることとなった。お~!久しぶりに手作り紙芝居「くまごろう」を引っ提げて、艶やかな着物姿の、「さゆりん」がやって来られた。また、遠くは、奈良の天理市から、「地獄、極楽巡り」の、これも手作り、舞台まで手作りの、みかんの紙芝居のお仲間の方Mさんも、来てくださった。演じ手がたくさんいると、やっぱり、いろいろな紙芝居を観ることが出来るので、活気がある。
子供達もたくさん集まってきた。ボーイスカウト姿の子供達もいる。大人の方も後ろの方でで、紙芝居と子供達を見守る。紙芝居は、本当に自然に、みんなが気持ち良く過ごすことが出来る。居場所を造ることが出来る、素晴らしい文化だ。
紙芝居が始まって、私も、自分が大好きな作品の一つ、「にじになったきつね」を演じさせて戴いた。いたずら好きのごろざえもんきつねが、身体を張って、病気になったおじいさんに、虹に化けて恩返しをするというお話だ。鈴木さんの紙芝居は、本当に場の雰囲気に、何時もぴったりと、吸い付けたように、観客の心を惹きつける。さゆりんの、お色気たっぷりの「くまごろう」は、歯科医のビューティー先生に変装して、大活躍だ。天理から来られたMさんの全興寺、初デビュー、昔なつかし、のぞきからくりの謡で、「地獄、極楽めぐり」は、圧巻だ。これを観たら、もうこの世で悪いことは、絶対やりたくなくなる。出たー!御住職の究極のおやじギャグ紙芝居「きょうふのみそしるのはなし」だ。もう、身の毛もよだつぐらいさぶい紙芝居で、最後は絶対、私も「ばんざーい、ばんざーい!」と言って、ホローさせてもらわんと、南極行ったぐらい、ギャグで寒くて、凍てつきそうになる。
最後はやっぱり、川口御住職の「おやじギャグクイズ」で、締まる。もう、子供達の目がきらきら、らんらん輝いている。だから、紙芝居を私はやめられない。クイズに正解した時の子供達の嬉しそうな顔や、早口言葉に失敗した時の悔しそうな表情を見ると、私も応援したくなる。子供達は、子供達なりのポリシーを持って生きているんだと、共感したくなる。
そんな子供達を笑顔で見守る大人の方達も、きっと、暫し、日頃の仕事の疲れや子育ての大変さをわすれられるのだと想う。2時からの紙芝居は、おも路地がパンクしそうなくらいで、人、人、人で、にぎわった。3じからの紙芝居も2時の続きの紙芝居を観たいということで、子供達もずっと残ってくえた。
今日の全興寺さんの紙芝居は、大入り満員、出演者の皆様、観客の皆様方、本当にありがとうございます。今日も、清清しい気持ちで、帰りにお買い物に、スーパーに寄り、夢の世界から、現実の生活に戻っても、気持の良い日常を過ごすことが出来たみかんであった。せやけど、お腹すいてたから、お菓子、ばっかりに目がいくのは、どういうこっちゃ!
by みかん
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント