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私の青春の思い出             09・1月3日

新年早々、本棚を整理していると、学生時代に所属していた演劇部の卒業文集が、出てきた。好奇心の強い私にとっては、格好の材料で、早速中を開いて見てみた。

すると、その頃のガリ版刷りの文集には、みんな思い思いの気持ちを紙に認めているのであった。勿論私も・・・・考えてみると、今の紙芝居の活動の原動力になったのが、この演劇部で、或る先輩にしごかれた、いや、指導して戴いた経験が、土台になっているのであろう。

うちらの学校の演劇部て、文化クラブやと思って、気軽に入部したのですが、2年上の先輩に、物凄い厳しい方がおられて、どんくっさい私は、何時も叱られてばかりいました。

忘れもしません。初めての大学祭の公演で、役をもらった時、練習の時は、もう、ぼろくそに叱られました。台詞はおぼえてない。踊りの振り付けに全くついていけない。おまけに、薄い白の着物を着て踊る私は、まだ、若かったので、可愛い柄つきのパンツをはいていたのが、透けるとかで、女の先輩を通じて、注意された時は、本当に恥ずかしくて、もう、辞めたいと思いました。

でも、本番が近づいて来て、段々と、台詞も覚え、踊りも踊れるようになって来た時、また、別のおんなじ学部の先輩から、「保田さん(私の旧制)、ものすごくようなったねえ。」と言って、誉めて戴いたのが、凄くうれしくて、なんとか、大学祭の公演を務めることが出来ました。考えてみたら、私は、あの頃から、不器用にできていたんですね。

でも、人生に於いて、無駄なことは一つもないと言うことの意味が、なんとなく判ってきました。あの時、体育会系のクラブみたいな、激しい腹筋運動や、発声練習をして、多くの先輩方に指導して戴いたり、励まして戴いたことが、今の自分の思い出だけでは、はかり知れない宝物になっているのだと思います。

忘れもしません。合宿の時、朝のラジオ体操をだらだらとしている私に、「やすだ!おまえ、なにしてんねん。もっとちゃんとせえ。」と、怒鳴られ、文化祭の時、みんなと同じ様に踊れなかった時、「やすだ!おまえ、踊り、全然覚えてきてないやろう!」と、責められ、落ち込んだ日々・・・・

私は、そんな先輩の厳しいお叱りの言葉を受け、でも、時には、自分のお金で、私達に、お菓子やジュースをおごってくださった、優しさも、決して忘れていません。

この、先輩がおられたから、私は、演劇部に入り、(学食で勧誘された)そして、芝居とは何かということを教えて戴き、そして、役になりきる感情移入、間の取りか方、人物描写、また、作品を貫く主題の捉え方等など、本当に、今の紙芝居を演じることに共通したテーマを、具に教えて戴いたことが、私の青春時代の素晴らしい宝物です。

そして、クラブのみんなと過ごした時間、毎日二時間かけて、通学して、練習が終わるのが、夜の7時、8時になることもあって、とても、しんどかったけど、充実した学生時代を送らせてもらえました。(もちろん、勉強も、テストの前には、一応しましたが・・・・

今、昔の文集を見て、思ったことは、「あの頃の私は、ほんまに、身も心も細かったんやなあ」と、言うことです。今はどっちも図太いですが・・・・・

                byみかん

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