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みかんの名前の由来          12月15日

今さらながら、こんな話をするのもなんだが、どうして私の名前が、青空みかんとなったのかを、聴いて戴けたら有り難い。

それは、私がまだ紙芝居を始めようと想い始めて、間もない頃、私の生涯学習の恩師で、紙芝居をずっとやることを勧めてくださった、大河萬子次先生のお宅へ初めてお伺いした時、先生が、紙芝居を実演する時の名前を考えて下さった。

いろいろと、候補があがった時、先生は、「美空云々」とおっしゃったので、美空ひばりさんのような、大それた名字を付けて戴くのは畏れ多いと、遠慮させて戴いた。その時、大河先生の奥様が、見事な橙色のみかんをお盆に載せて、持って来てくださった。

私は、その時、ふと若い頃に読んだ、芥川龍之介の短編小説の「蜜柑」と云う作品を思い出して、これだ!と閃いた。「美空」ではなく、芥川龍之介の作品に出てくる、女中奉公に行く目的で、故郷を離れる為に汽車に乗り、見送りに踏み切りまで、見送りに来た幼い弟や妹達に、汽車の窓から、ほうり投げた、青空のちゅうに舞う、みかんの光景が、私の頭に浮かんだ。

「先生、私、青空みかんと名乗らせてください!」と、思わず叫んでいた。私は、あの貧しい奉公に行く娘が、見送りに来た弟や妹たちへの精一杯の愛情の証である、みかんの様に、そして、小説の主人公である「私」が、それまで、非常に憂鬱だった気持ちが、一度に晴れ渡った心に変わった、あのみかんのように、人々の心を明るい気持ちになれる様な、演じ手になりたいと想い、その名を名乗らせて戴こうと決意した。

後日、大河先生から、手紙で「青空視観」と漢字で名乗りなさいという、有り難い字を戴き、私はこの名前に恥じない様な、観る人の心を、少しでもほのぼのと明るく照らすことの出来る、紙芝居の演じ手になりたいと想い、この名前をずっと、自分の誇りとして、名乗らせて戴いている。

どうか皆様、これからも、拙い紙芝居ではございますが、どうか、青空視観の紙芝居を宜しくお願い申し上げます!

                 byみかん

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