紙芝居と学校の先生 11月29日
今時、よく教育問題について議論を醸しだされる機会が、テレビなどでよく為される。また、今日のお昼に、テレビをつけると、今の時代は校内暴力が、最も多いのだそうだ。
先日、学校の教育現場の先生方の集まりで、童心社の会長が、絵本と紙芝居についてお話をされた集まりに、私も出席させて戴いた。すると、先生方、特に校長先生が、紙芝居に大変興味をしめされたのに、驚いた。
私は、或る学校の校長先生とお話させて戴いて思った。校長先生も、昔は教鞭をとっておられた教師の時代があったんや。やっぱり、校長先生になった今も、教室の子供達とずっと、係わっていたいと思われるんや。そんな、子供達が大好きな校長先生が、子供達に紙芝居をされたら、そら、楽しいと思う。
紙芝居は、素晴らしいコミュニケーション文化だと、童心社の会長の酒井さんもおっしゃっている。その事実を知ること自体が、先生方の一番の衝撃であったようだ。
今の時代、担任の先生方は本当に忙しくて、子供達と触れ合う時間がないそうだ。楽しんで教えるということも大切なのかなあ・・・と、私は思った。
或る中学校の先生が、こんなことをおっしゃっていた。「僕は、紙芝居の実演が終わって最後に、三面開きの舞台の扉が、次々と閉じられていって、終わっていくのを観て、僕の授業は、広げっぱなしだったことに気がつきました。広げたまま、最後の終わりの閉めがなかったから、反省しています。これからは、授業をしたら、最後はきちっと閉めて終われるようにしたいです。」という、素直な気付きを述べて下さった。
私は、それを聴いて、紙芝居て、学校の先生に、そんなことまで気付かせることが出来る、凄い普遍的なものなんだと、改めて、紙芝居の魅力に驚いたみかんであった。
byみかん
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