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紙芝居のおばちゃんが、やって来た!  10月18日

夕方、買い物に行く前に、久しくお邪魔していなかった、近所のお寺の文庫に立ち寄らせて戴いた。ご本尊は、もう、扉を閉めておられている所であったが、私は、急いでお参りを済ませると、文庫の方に一目散に駆けて行った。

すると、其処におられた、若御住職を始め、その場に居た人々が、全員声を揃えて、「あっ、紙芝居のおばちゃんが来た!」と、呼んでくれるではないか?

私は、みんなのリアクションのあまりにも、大きさに此方が驚いてしまった。が、「はい、紙芝居のおばちゃんが、やって来ましたよ!」と、受け答えた。文庫のお世話をしておられる方が、早速、「山口さん、紙芝居お願いできる?」と、言ってくださったので、私は、喜んで、それに応じた。

ここでは、何時もどんな紙芝居をするかは、子供さんが自分で選んできたのをさせて戴く。だから、結構、緊張するのだが、今日、持って来てくれた紙芝居は、鼻の悪いお坊さんが登場する、「いもころがし」。うん、これやったら、先日、デイサービスでさせて戴いたことがあるから、なんとかいける

私は、「いもころがし」の紙芝居をすると、子供達も、お母さんも、みんな、にこやかに笑ってくれる。私も、最近、少し疲れ気味で、気持ちが落ち込んでいたのが、パーッと、いっぺんに気持ちが明るくなれた。お寺の鐘の音を気にしながら、最後ま楽しく演じさせて戴いた。

帰り路、文庫のお世話をしている方と、久しぶりにお話も出来、気持ち良く、買い物をするべく、スーパーに駆け込んだ。今晩の献立の材料を夢中で選んでいると、5歳ぐらいの男の子が、お母さんと一緒に買い物に来ていて、私を見て、「紙芝居のおばちゃんや!」と、呼び止めてくれた。そして、その後、「さっきは、紙芝居読んでくれて、ありがとうございます。」と、言ってくれるではないか?

私は、飛び上がる程、嬉しい気持ちになって、「こちらこそ、聴いてくれて、ありがとう!」と、応えた。そして、愛車のママチャリに、買い物した荷物を積んで、商店街を家路に向かっていると、後ろの方から、「紙芝居のおばちゃん、さようなら!」と、さっきの男の子が、お母さんの自転車の後ろに乗って、美味しそうな、フランスパンをしっかりと手に抱えて、私に挨拶してくれた。わたしも、「さいなら、気をつけて帰ってね~」と、手を振って別れた。

たった、これだけのことやけど、私は、紙芝居をやっていて、本当に、心底、幸せだと実感出来た。これからも、ずっと、紙芝居を続けていこうと想う、活力になった、素敵な出逢いをした、みかんであった。

                  byみかん

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