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我が家の愛犬チャクは黙っている       10月10日

我が家の愛犬、チャクは、とてもおとなしい。だが、彼はここぞと、云う時にとてつもないパワーを発揮する。その彼のひた向きな生き方に、私は共感を覚え、また、生きていく上で大切な何かを、教えられる。そんな、彼の生き様?を言葉にしました。どうか、読み捨ててやってください。

我が家の番犬チャク

彼は、何時も寡黙である。

えさをやるのを忘れた時も、何も云わず、

ただ、私に何かを訴えるような悲しい表情をする。

散歩に連れて行って、おしっこを用足す時も、じっとただ、ひたすら片足を挙げて、支えている足がふるえているのに、今、この時しか、出来ないと知っているので、必死で尿を搾り出す。

彼は、散歩に行って、前は他の犬と出くわすと、吠えたり、飛びつこうとして、いきり立っていた。

だが、今は、どんなに小さな犬が、彼に吠え掛かって来ても、何処吹く風というように、全く相手にしない。

彼は、めったに鳴かない。だが、誰か知らない人が、家に入ろうとすると、それこそ、ここぞとばかりに、全身を震わせ、老体に鞭打って、この家の番犬の役目を務めようとする。

この愛犬の姿を見ていると、彼は、本当に賢い。

昼間、日光が当たり、少し暑い時は、自分でタオルを下に敷いて、犬小屋の影の一角に、べったりと寝そべる。

夕方、日が落ちて、涼しくなってくると、鎖を目一杯伸ばして、コンクリートの庭の上に寝そべり、夏の暑い日の火照りを、それで冷やしていたようだ。

を入れる入れ物が、空っぽになっていても、かれは、小屋の奥深く篭もり、ひたすら、水分を消耗しない様に、私が、気が付くまで、待ってくれる。

の生き様を見ていると、物言えない犬が、生きていく上で、彼なりに、精一杯生きていこうとする姿が、愛しい。

少しの不服も不満も、もろともせず、チャクは、それでも精一杯生きてくれている。

時々、私にも、どうにも悲しいことや、寂しいときがある。

そんな時、彼の小屋の横に座り、夜空の星を見上げて、一つの輝いている星に話しかける。その星は、高校の時、仲良しだった友人で、若くして亡くなった彼女の星と、崇めているのだ。

チャクと一緒にその星を眺めていると、自分の悩みや、辛いこと、悲しみなんて、ほんのちっぽけなもんなんだと、愛犬の頭をなでて、私は、また、心の入れ替えをするのであった。

間、生きているからこそ、いろいろあるのだ。愛犬のチャクのようには、ひた向きな生き方を私は、出来ないかもしれないが、少なくとも、犬の彼にも心というものが有るのだということが、判り、私は、この愛犬を、愛さずにはいられない気持ちで、一杯である。

調不良の為、なかなか、皆様にメッセージが送れず、申し訳ございません。早く、元の身体に復調出来ることに、努めます。宜しければ、気が向いたら、また時々は、覗いてやってくださいませ。いつも、ありがとうございます!

                  byみかん

                        

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