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みかんの本屋さん買い物顛末記   9月21日

梅田の或る本屋さんで、かごを持っていて、下に積んで置いてある本の上に、かごを置いて、本を探していた。すると、いきなり、「本の上にかごを置かないで下さい。本が汚れますから!」という声が聞こえて来た。

私は、びっくりして思わず、「すいません。」と言って謝り、その注意した店員さんの顔の方を見上げた。見ると、まだ若い男性の、ちょっと男前のお兄さんだったので、こわごわ、「すいませんが、こちらに中学生の古典の問題集、置いておられませんか?」と、注意されたのにも拘わらず、相変わらず、厚かましい、大阪のおばちゃんの乗りで、尋ねた。

すると、ハンサムな店員さん曰く、「それは、ここにはないですねえ。ここは、学校の先生が取り扱う書店なので、普通の本屋さんに行ったら在るとおもいますよ。」と、ご親切に教えてくださった。

私は、それでもしばらく、諦められず(店員さんではない、古典の本です)に、そのお店の中を探し回ったが、やっぱり見つからなかった。せやなあ、お店の店員さんが言いはるねんから、近くの本屋さんに行ってみよう。

私は、かごの中に入れた本のお金を支払い、そのお店を出た。近くの、旭日屋書店に行くと、やっぱり、どうしても紙芝居のコーナーに足が向いてしまう、条件反射の自分の行動にあきれながら、欲しい紙芝居を尻目に、参考書のコーナーへ行った。しかしながら、お目当ての古典の問題集はなかなか見つからない。「もう、みんな、古典で、コテンコテンになっているのを、君達は、知らないのか!」と、国文を専攻した私は、とても悲しかった。

ようやく、一番下の棚に、するめみたいにぺらぺらの古典専門の問題集を見つけた時の感動は、この上なかった。「ああ、やっぱり見捨てられてへんかった。良かった。!」

そして、おまけに漫画で古典を学習出来る参考書も見つかり、ついでに、高校の古典の教科書も、なんと、半額になっていた。「よっしゃあ!これだけ揃えたら、なんとか古典の授業出来る路が開けた。」

私はとても、大満足で、紙芝居は、またこの次に買おうと決めて、帰宅することにした。せやけど、英語を始め、他の参考書はたくさんあるのに、ほんまに、古典の問題集なんて稀なんやなあ。嗚呼、古(いにしえ)は、遠くなりにけるか?寂しいなあ・・・

                byみかん

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