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紙芝居は、涼しいで~ 7月27日

今日は、月に一度の、平野区に在る、全興寺(せんこうじ)さんの、街頭紙芝居の日。そうなんです。毎月第4日曜日の午後2時と3時に、境内の水掛お不動尊の前で、やっています。が、なんと!今日は夏休みも始まって、子供さん達も一杯来ているだろうと思って、意気揚々と、お寺に着くと、誰も居ない。

「何故だ?どうして?そんなはずはない。」いろいろ、ぐるぐる頭の中を整理し、自ら、拍子木を持って、紙芝居の呼び込みに行き、おも路地の処まで来て、遊びと駄菓子のスペースの入り口の戸を開けて、その原因が、すぐに判った!

なんと、そこは、まるで屋外のうだるような暑さとは、別世界のように涼しく冷房が入っていて、みんな駄菓子を食べたり、ボールで遊んだり、中には、縁台で将棋を差している子も居た。「こら、来んはずや。」

私は、とにかく、2時から紙芝居が始まるから来てやと、声をかけ、紙芝居のする場所に戻った。呼び込みの子供達に水飴の引換券をあげて、そのまま、観客になってもらった。

紙芝居が始まると、不思議と人が、なんとなく集まってくる。名古屋から、いつも駆けつけて下さっている、グレッチ姉さんの紙芝居が始まると、子供達も、真剣な眼差しで見入っていた。続いて、鈴木常勝さんの、こわ~い「番町皿屋敷」の紙芝居。夜、呪われたらあかんと言うことで、まよけのお札をみんなに配ってくださった。そして、背筋も凍るような、階段、いや、怪談のお話が始まった。鈴木さんの語りは、やっぱり、観ている人を惹きつけるだけの凄いものがある。さすがだ。続きまして、いよいよ私、みかんの出番。

鈴木さんが、恐いお話だったので、私は、、おもしろい話と言うことで、「いもころがし」の紙芝居をさせて戴いた。この話、させてもろたら、子供さんより、大人の方に受けたようだ。

でも、みんな紙芝居の中に出てくる、お寺で出されるお膳を、精進料理と答えたのには、驚いた。さすがは、現代の小学生は、とても物知りだ。

グレッチさんのクイズが終わり、水飴を引き換えてもらうと、子供達は、一目散にまた、涼しい、ひえひえのおも路地へ飛んで行った。「嗚呼、3時もやるから、帰って来て・・・・」

そんなつぶやきの声が聞こえたのか、遅れて来られた御住職が、3時の紙芝居は、涼しい、おも路地でさせてくださった。ああ、天国みたい。こんな涼しいところで、紙芝居をさせてもらえて、最高に幸せだった。人間の幸福感は、きっと、このような長短のギャップを実感することで、味わえるのであろう。

とにかく、3時からの紙芝居も、大勢の子供達に観てもらえて、無事に終わらせて戴けた。夏は暑いものと決まっているが、今の時代で、紙芝居を観てもらおうと想ったら、怪談みたいなこわ~い話と、涼しい環境のもとでやらないといけないのかと、新たな紙芝居の、T・P・Oを発見した、みかんであった。呼び込みの掛け声も、「紙芝居は涼しいで~」と、来月はそう、言おうと決めたのだった。

             byみかん

                           

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