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現代紙芝居考  5月6日

21世紀のこの、ITの時代に何故紙芝居をやらせて戴こうと想うのか?それは、現代社会が、非常に危険要素を孕んだ時代だからだ。

何が危険かと言わせて戴くと、今の時代は、なんでも実体験が少なく、頭の中のイメージと、ゲーム等の疑似体験で、思考され、人間が構築されていく。

実体験が少ないと、どうなるのか?それは、人間の行動に裏打ちされているのは、唯一、自分の体験した事による、五感に拠って実感し、判断力や決断力、洞察力等々の人間の生きる力を育む。また、自分が現実に痛みや苦しみ、痒みや不快感等を肌で感じることで、他人の痛みや苦しみを想像する力が培われる。

では、何故紙芝居で、その様な現代社会リスクをクリアー出来るのかというと、それは、紙芝居が、一番身近で、大人も子供も共に、共感しながら生身の人間が肉声で語る、最小の劇場体験をすることが出来る居場所となれるからである。

そして、紙芝居を観ていると、色々な突っ込みや、混ぜっ返しの声が掛かり、「なるほどなあ」とか「そんな、あほな!」などと、全く顔の知らない者同士でも、コミュニケーションが図れるのだ。そして、違う年齢の子供達が寄り集まると、そこで、小さい子は前の方で見せてあげるとか、紙芝居の内容を知っている子が、みんなに先を教えたり、いいことも悪いことも、其処の場で、判断出来るコミュニティーが出来る。

つまり、紙芝居の実演を通して、小さな子供社会が出来るのだ。複数で観るから、価値判断が生まれ、共感の感性が育まれ、実体験の構築が為されて、豊かな人間性を生み出すことが出来るのではないだろうか?

今、子供達が、色々な悲惨な事件や体験をしている。それは、現代社会の情報過多の狭間に落としこまれた孤立化に、少なからずとも起因すると考えられるのではないだろうか?

21世紀は、共感を尊ぶ時代にしていきたいと、私は考える。「個」を重んじるのと同じくらい、「共に実感すること」の出来る場を、私は紙芝居を普及させて戴けたら、こんな幸せなことはない。未来は、子供達が創るものだから・・・・

          byみかん

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