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終わりなき挑戦  4月16日

夜、昼間の疲れで、うとうととまろどんでいて、ふと目が覚めると、つけっぱなしのテレビから、冬の登りに失敗して、凍傷で指を全部切断された女性と彼女を助ける為に、自分も右手の薬指と小指を失った夫の、ドキュメント番組を放送していた。

私は、この夫妻のロッククライミングの限りなき挑戦に、思わず見入ってしまい。とうとう、深夜にも拘わらず、最後まで観てしまっていた。それは、何故この二人が、一度は、雪山で滑落して、這い上がって、大切な自分の指を失ってまでいたのに、再び、岩山を登ろうと思って、登ったのか、その理由がどうしても知りたかったからだ。

彼らは、指を失って、暫くはロッククライミングから遠のいていた。だが、最初は、山歩きが出来れば、それでいいと思って、また、山に登り始めたのだ。この、再チャレンジが、二人の人生の生き方そのものを変えたのだろう。北極圏に在る、グリーンランドの氷河の在る岩山を何日もかけて、一本のロープで、お互いお身体を繋ぎとめて、交代で先頭をよじ登り、自分の長年培ってきた経験と勘とで、一歩ずつ、剥がれ落ちる岩肌を、確かめながら、自分で路を切り開いていく。何のために?私は、この疑問の答えを得たい為に、必死で、画面にしがみつく様に、テレビの前を離れるこたが出来なかった。

そして、とうとう、二人が頂上にのぼり着いた時に、始めてその意味が判った。まだ、誰も登ったことのない岩山に、自分の足で路を付けていく、そのプロセスが、この二人にとって、例えようもない喜びなのだ。そして、その頂上から見下ろすこの上もなく美しい景色は、何物にも換えがたい、登りきった者だけに与えられた、ご褒美なのだろう。

両手、両足の指を失ってでも、獲得したい喜び=それは、未踏の岩山を登る、先駆者の喜びに匹敵するのであろう。人間には、本当に無限の可能性が秘めているのだと、改めて、つくづく実感し、新たな感動と勇気をこの番組で、授けてもらい、明日からの希望が、見えて来た、みかんであった

          byみかん

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