今日の一言 11月9日
〔幸せの王子〕
「幼い頃読んだ童話で、「幸せの王子」という話があった。美しい宝石や、金で作られた立派な像の王子が、ツバメに託して、自分の身についている全ての物を、貧しい人々に分け与える。そして、最後には、王子もツバメも死んでしまうという、物語である。現代のこの物質に満ち溢れた世の中では、想像もつかない、寓話であるが、富んでいる人々にとっては、この王子とツバメは、全く縁のない者だが、貧しい人々にとっては、救いの主で在る。世の中の矛盾を見事に客観的に描いた、素晴らしい作品である。ただ一点、私が疑問に思うことがある。王子とツバメは、自分を犠牲にして、人々を救うしか、道はなかったのかということだ。美しい話ではあるが、王子もツバメも生かし、貧しい人々も幸福になってもいいのではないかと、大人になってから、読んで感じる様になった、相手も幸せになり、自分も幸せになる生きる方も在るのではないかと想うのであった。」byみかん(*^_^*)
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